車椅子スペースという言葉をご存知ですか?福祉社会が先行する中で取り上げられることも多く、近年よく耳にするようになりました。実際、乗り物や施設などにもたくさんあるのです。
今回はそんな車椅子スペースについて、わかりやすくお伝えしたいと思います。それではいってみましょう。
車椅子スペースとは?
まずは動画で、車椅子スペースについて見ていただけるとありがたいです。
車椅子スペースは別名で車椅子席(優先席)とも言い、車椅子マークの描かれた場所を指します。主に、車椅子ユーザーが公共の交通機関や施設を安全に利用できるよう、設置されたスペースなのです。
以下のような場所に多くあります。
- 公共交通機関
- イベント施設
- 映画館
- スポーツ競技場
次の章から、さらに詳しく見ていきましょう。
公共交通機関の車椅子スペース
公共交通機関には乗り物ごとに車椅子ユーザーの方でも利用できるよう、スペースが確保されています。設置されている箇所は、出入り口付近や便利の良い所です。マークは写真のように記されています。
ただ公共交通機関は、限られたスペースで多くの乗客を乗せなくてはなりません。そのため普段は車椅子スペース部分が、座席になっている場合もあるのです。そのときは上記動画のように座席を折りたたんで動かし、スペースを広く確保する場合もあります。
電車の車椅子スペース
電車の車椅子スペースは出入り口ドア付近に設置されていることが多く、座席がないフラットなスペースです。列車によっては、手すりの設置や車椅子を固定できるようになっています。さらに車椅子用の座席が確保され、介助者が隣に座れるようになっている場合もありますよ。
写真は、新幹線の乗り場になります。
待合室にも車椅子スペースがあるのです。
このように、ちょっとでも快適に過ごせるよう配慮されています。
バスの車椅子スペース
平成11年度から更新される車両の全てが、ノンステップバスです。スロープ対応のバスは、動画のように車椅子のまま安全に乗車できます。
車内には車椅子スペースが確保され、座席と同じように固定できて進行方向を向いているのです。
イベント施設(体育館)の車椅子スペース
イベント施設(体育館)は、車椅子ユーザーが快適に観覧できるよう車椅子スペースが設置されています。位置は、中段であったら後方であったりとさまざまです。会場のスタッフに問い合わせると、誘導してもらえますよ。
写真は、プロバスケットボールを観戦に行った体育館。2階に車椅子スペースが確保されていました。
、
試合中の写真がこちらになります。
さらに料金を出せばコート傍に車椅子スペースが確保されているので、迫力ある観戦ができるのです。
映画館の車椅子スペース
ほとんどの映画館は、車椅子スペースや可動式座席が設置されています。
移動できる座席のこと。
もちろん、車椅子ユーザーの介助者がそばに座ることが可能です。ただ、前列や中段の位置が多くなるようですね。何か不安なことがあれば、会場のスタッフにお問い合わせいただければと思います。
スポーツ競技場の車椅子スペース
スポーツ競技場では、車椅子ユーザーの方が安心して観戦できるよう車椅子スペースが設けられています。ゆったりと見れて、数多くのスペースがあるのも特徴的です。さらに雨風がしのげる場所になっているため、気候に関わらず観戦できます。
さいごに
現在の日本は超高齢社会へ突入していっていて、車椅子ユーザーが多くなることが予想されます。そのため、多くの場所は車椅子対応になっているのです。社会自体が弱者に対し、優しい世界になることを願います。
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