「障害者のドクゼツ本音とーく」をSNSで応援しよう!

2020パラリンピックのゴールボールとは?ルールは難しい?日程も解説!

パラリンピック

 
 
パラリンピックのゴールボールという名を聞いたことありますか?障害者スポーツとして、世界的に有名な競技なんです。
 
 
今回はパラリンピックのゴールボールについて、わかりやすくお伝えしたいと思います。それではいってみましょう。

 

 

スポンサーリンク

パラリンピックのゴールボールとは?

 
まずは動画で、ゴールボールについて見ていただけるとありがたいです。

ゴールボール競技紹介動画

 
 
ゴールボールは、視覚障害者が行う球技。全盲の選手から弱視者まで出場でき、公平に競技を行うために全員アイシェード(目隠し)をします。
 
 
静寂の中で激しい攻防がくり広げられる、障害者スポーツの一つです。
 

ゴールボールの概要

 
ゴールボールは視覚障害者の男女別で行い、鈴の入ったボールを互いに投げ合って相手のゴールを狙います。

ゴールボール
 
 
守備をする際は選手みんなで並び、全身を使ってディフェンスするのです。

1チーム6名の全盲から弱視者がベンチ入りし、そのうちの3名がコート上で公平に行うためアイシェードを装着します。目にはアイパッチが貼られており、徹底して視界が塞がれるのです。

審判が各選手のアイシェードをチェックすることで公平性を保っている。

 
以下のような用具やコートで、試合を行います。
 

    ≪ボール≫

  • 大きさ - バスケットボールとほぼ同じ
  • 重さ - 1.25kgで中には鈴が入っている
  • 材質 - ゴム製だけどあまり弾まない

 

    ≪コート≫

  • 広さ - 18m×9m(バレーボール大)

 

    ≪ゴール≫

  • 高さ - 1.3m×幅9m(サッカーゴールのようにネットが張られている)

 

    ≪試合時間≫

  • 1試合 - 12分ハーフの合計24分(ハーフタイム3分間)

 
ライン作成する際はテープと同時に糸が貼られ、凸凹を作っているのです。選手はこの感触を頼りに、自分の位置を確認しています。
 

ゴールボールのルール

 
ゴールボールのコートはお互いのチーム側のゴールラインから3メートルごとにエリア分割され、以下のように名前がついているのです。
 

  • 「オリエンテーションエリア」
  • 「ライティングエリア」
  • 「ニュートラルエリア」

 
ボールは基本転がし投球しますが、「チームエリア」と「ニュートラルエリア」両方の床でバウンドしないと反則になります。

≪チームエリアとは≫
「オリエンテーションエリア」と「ライティングエリア」のこと。

 
 
さらに下のような投球は反則です。
 

  • ハイボール - 攻撃側エリアでバウンド無でニュートラルエリアでバウンドした場合
  • ロングボール - ニュートラルエリアをバウンドしなかった場合
  • ショートボール - 相手側チームエリアに届かなかった場合

 
同点で前半・後半を終了した場合は、3分ハーフの延長戦(合計6分間)を行います。どちらかが得点した時点で勝敗は決定する、ゴールデンゴール方式です。

延長戦でも決着がつかなかった場合は、1対1で投げ合うエクストラスローで決着を付けます。

チームは1回45秒のタイムアウトを前後半で合計4回とることができ、前半に必ず1回は取らなければいけない。

 

ゴールボールの歴史

 
ゴールボールは、第二次世界大戦で視力の障害を受けた軍人リハビリプログラムとして考案されたのです。
 

  • 1946年 - オーストリアとドイツで紹介されたのが始まり
  • 1976年 - トロントパラリンピックで公開種目にとなる
  • 1978年 - オーストリアで第1回世界選手権大会が開催
  • 1980年 - アーネム(オランダ)パラリンピックより正式種目
  • 1982年 - 日本で、デンマークのクラウス・ボスが東京都立文京盲学校で紹介
  • 1992年 - 日本身体障害者スポーツ協会により、競技規則が翻訳
  • 1994年 - 日本ゴールボール協会が発足

 
上記にも記したように、1980年にオランダで開催されたアーネム大会からパラリンピックの正式種目となりました。現在ではIBSA(国際視覚障害者スポーツ協会)の公認競技となり、パラリンピック大会夏季大会20競技の中でも視覚障害者による正式種目で行われています。
 
 
ちなみに日本代表は、1994年の北京フェスピックに初参加で(4位)の成績。

女子チームは2004年アテネパラリンピック大会で銅メダル、2012年ロンドンパラリンピック大会も続いて3大会連続出場しています。
 

スポンサーリンク

2020パラリンピックゴールボールの日程

 
2020年の東京で開催されるオリンピックは、今から本当に楽しみです。ちなみにゴールボールは、正式種目になっています。
 
 
以下に日程を記載しておきますね。
 

以下、〇は予選。★は準々決勝・準決勝・決勝を表します。

 
 
【ゴールボール】

8/258/268/278/288/298/308/319/19/29/39/49/59/6
   
【8月26日】
9:00 – 11:45
13:15 – 16:00
17:30 – 21:45
【8月27日】
9:00 – 11:45
13:15 – 16:00
17:30 – 21:45
【8月28日】
9:00 – 11:45
13:15 – 16:00
17:30 – 21:45
【8月29日】
9:00 – 11:45
13:15 – 16:00
17:30 – 21:45
【8月30日】
9:00 – 11:45
13:15 – 16:00
17:30 – 20:15
【8月31日】
9:00 – 11:45
13:15 – 16:00
17:30 – 20:15
【9月1日】
準々決勝
13:00 – 15:50
17:20 – 20:10
【9月2日】
準々決勝
13:00 – 15:50
17:20 – 20:10
【9月3日】
準決勝
13:00 – 15:50
17:20 – 20:10
   
【9月4日】
決勝
13:00 – 15:50
17:20 – 21:10
     
場所:幕張メッセ Cホール

 
どのような試合展開になるか、今から楽しみですね。
 

スポンサーリンク

さいごに

 

にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村
応援お願いしますm(_ _)m

 
ゴールボールは、視覚以外の全ての感覚を研ぎ澄まして行います。ボールの転がる音や選手同士の掛け声や相手の動く物音や床の振動など、静寂の中でも迫力のあるスポーツです。

あなたも一度、生で観戦されてみてはいかがでしょうか?
 
 
 

まっつん

はじめまして、頚髄損傷者のまっつんです。

健常者から障害を持つようになり、車椅子で生活していることでの感じた考えを綴ろうと思います。

共感していただければコメント欄からどしどし書き込んでもらえると幸いです。

「障害者のドクゼツ本音とーく」をフォローしよう!
パラリンピック 専門用語
スポンサーリンク
「障害者のドクゼツ本音とーく」をFacebook Twitterでシェアしよう!
「障害者のドクゼツ本音とーく」をフォローしよう!
障害者のドクゼツ本音とーく

コメント