福祉車両でおすすめの軽自動車をご存知ですか?母が購入して私自身、実際に使用してお手軽だと体感しています。とても便利で使い勝手が良く、多くの方に知ってもらいたいとこの記事を書こうと思いました。
そこで今回は健常者から障害を持った私が、福祉車両でおすすめの軽自動車を経験にもとづいてお伝えします。後半には乗車するまでの手順や車内からなどを、車椅子ユーザー目線で紹介させていただきました。それではいってみましょう。
福祉車両でおすすめが軽自動車の理由とは?
私は19歳のときに首の骨を折り、頚髄を損傷して車椅子で生活しています。自分自身で車を運転することは出来ますが、先日、母が福祉車両の軽自動車を購入しました。その内容について詳しく書いた記事があるので、お時間がある際にお読みいただければ幸いです。
今回は私が家で生活しているため、自宅で介護する側の方に向けて書いた内容なのでご了承願います。
福祉車両と聞けば、真っ先に施設で利用されている車を思い出されると思うのです。ただあのタイプは多くの利用者を搬送するのに便利ですが、1人の家族のために利用はちょっと大きすぎます。そこでおすすめしたいのが軽自動車の福祉車両です。
理由がこちらになります。
- 軽自動車税は年間で10,800円とお得
- 5ナンバーの普通車より、保険料が安くなる
- 燃費が良いので、維持費が安くなる
さらに小回りが利いて、細い路地でもスムーズに進むことができます。
しかし軽自動車の福祉車両は、いくつもの種類があってどれも同じに見えませんか?次の章では、私が思うおすすめの車をお伝えしたいと思います。
福祉車両でおすすめの軽自動車とは?
軽自動車で福祉車両と考えるならば、ダイハツ・スズキ・ホンダ・日産のメーカーになります。三菱にもあるのでは?とお思いでしょうが、車椅子のまま乗せられるタイプはこの4社だけなのです。色や形は好みがあると思うので、ネットやカタログで選んでみて下さい。
ちなみに私がおすすめするのは、スズキのスペーシアになります。この車種の福祉車両は色が白・シルバー・水色の3色ですが、他の会社の製品より燃費がいいのです。その詳細がこちらになります。
車種 | スズキ スペーシア | ホンダ N-BOX | ダイハツ TANTO | 日産 NV100クリッパー リオ |
---|---|---|---|---|
燃費(L/km) | 26.4km~30.0km | 23.4km~27.0km | 26.0km~27.4km | 14.6㎞~16.2㎞ |
エンジン | ハイブリット車 | ガソリン車 | ガソリン車 | ガソリン車 |
値段 | 1,565,000円~ | 1,575,640円~ | 1,490,000円~ | 1,942,000円~ |
私の母の決め手は、ハイブリット車で燃費が良いことでした。
ただ燃費は各車種のカタログにこのように書いてありますが、実際21km~24kmくらいになるでしょうね。
私はプリウスαに乗っててリッター26kmと言われていますが、20kmを出すには急発進急ブレーキはもちろん、荒い運転にならないよう心掛けないと不可能な数値なのです。それを考えると、燃費が30km近いスズキのスペーシアが断然に魅力的だと思います。
写真は、母が購入したスペーシア。色は白にしていました。
次の章では、車椅子ユーザー目線でいろいろ紹介させていただきます。
購入したスズキのスペーシアとは?
母の購入したスペーシアの全長は3,395㎜の幅1,475㎜。コンパクトな軽自動車です。
後部ドアを開けると、スロープが折りたたまれた状態になっています。写真の〇部分に棒があるので引っ張ると、簡単に出せますよ。
ちなみにスロープの幅が680㎜で、耐荷重が200㎏です。ちょっと太った方でも大丈夫ですが、幅が広い車椅子だと厳しいかもしれません。
しかしスロープの角度は、介助者一人の力で押して上がるのは急すぎます。そこで車内からロープを引っ張り出して車椅子に繋げ、内臓リモコンを押しながら中に入れるのです。そのような仕組みなので、誰でも楽々車内に入れられます。
写真はロープを繋げてすぐの状態。
また車内に入った状態がこちらです。室内の高さが1,395㎜あるので、頭上はまだまだ余裕があります。
車椅子に座った目の位置で、写真を撮ってみました。座席から眺めるより高く、見下ろしている感じですね。だけど走行中は、さほど不快感にならないですよ。
ただ実際に走行した状態で乗ってみて、いくつか感じたことがあります。次の章ではその内容について、詳しくお伝えさせていただきますね。
介護される側が感じたこととは?
私は何回かスペーシアの後部に車椅子のまま乗せられ、買い物に行ってきました。母もお手軽に乗せられ、私も無理な体制無く乗れるので非常に助かっています。しかし私自身、いくつか感じた不快感がありました。
その内容がこちらです。
- スピードが出ていると、座席に座っているより怖く感じる
- 道路の段差があると、バウンドする
- カーブは遠心力が働いて、倒れそうになる
車椅子に座って目の位置が高いとどうしても不安定に感じ、50㎞以上のスピードが出てると怖かったです。また段差があると、必要以上にバウンドしましたよ。さらにカーブは普通に曲がるスピードでも倒れそうになったので、横の部分に繋がって体制を整えました。
このように考えると介助者は、普段の運転より慎重にしないといけないと思います。
どうしても車椅子ユーザーはバランス感覚が鈍く、転倒しやすい状態の人が多いです。だからこの内容は、どんな福祉車両のタイプに車椅子に乗った場合でも言えるのではないでしょうか?いつも以上の安全運転が必須ですよ。
まとめ
今回、福祉車両でおすすめの軽自動車について、経験をもとにお伝えしました。いかがだったでしょうか?
コンパクトでお手軽に車椅子で乗れるのが、私も気に入っていますよ。
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- 福祉車両でおすすめが軽自動車の理由とは?
- 軽自動車税は年間で10,800円とお得
- 5ナンバーの普通車より、保険料が安くなる
- 燃費が良いので、維持費が安くなる
- 福祉車両でおすすめの軽自動車とは?
- スズキのスペーシア車椅子移動車
- 介護される側が感じたこととは?
- スピードが出ていると、座席に座っているより怖く感じる
- 道路の段差があると、バウンドする
- カーブは遠心力が働いて、倒れそうになる
私はプリウスαのハイブリッドを運転していますが、それに比べてスペーシアのハイブリットはエンジン音が大きいですね。プリウスやプリウスαが静かすぎるのもあるのですが、軽と普通車との違いもあるでしょう。
それを除けば、乗せられる側としては最適だと感じました。満足しています。だから個人が介護のために利用するには、便利だと思いますよ。参考にどうぞ~。
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