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2020 パラリンピックのボランティア!募集は終わったの?足りてるの?

パラリンピック

 
 
パラリンピックのボランティアは、どれくらいの人数が必要なのかご存知ですか?障害者の介助はすることが多いですし、大きな大会になるので相当な人が要ると思うのです。
 
 
今回はパラリンピックのボランティアについて、詳しく解説します。後半には、私が経験して思った問題になりやすい点も記載してみました。それではいってみましょう。

 

 

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オリンピック・パラリンピックのボランティア

 
オリンピック・パラリンピックは、世界最大のスポーツ祭典です。選手や関係者は言うまでもなく、多くの観客が外国からやって来る一大イベントになります。そのため運営をする開催国にとっては、国家のプライドをかけた大事業であるといってもいいでしょうね。
 
 
大会には多くのスタッフが必要で重要な役割になるのが、一般市民によるボランティアです。

ボランティア
 
 
ちなみにオリンピック・パラリンピックのボランティアがスタートしたのは、第2次世界大戦後からと言われています。その人数は大会を重ねるごとに増加傾向にあり、1984年開催のロサンゼルス大会で約28,000人だった数が、2012年のロンドンオリンピックでは約78,000人でした。

前回の大会である2016年のリオデジャネイロオリンピックは、若干少なくなり50,000人と言われています。
 

2020オリンピック・パラリンピック東京大会ボランティアの種類

 
2020オリンピック・パラリンピック東京大会におけるボランティアは、「大会ボランティア」と「都市ボランティア」の2種類があります。

大会ボランティアは、東京2020組織委員会が募集するボランティア。競技運営や会場での案内係、警備等に係る補助的業務が担当です。

警備ボランティア
 
 
一方で東京都その他競技開催地が、実施主体となって募集する都市ボランティア。こちらはそれぞれの都市において、国内外からやってきた観客等の交通・観光案内等を行うことになります。

大まかに整理すると、大会ボランティアは大会の運営に直接的に関わる活動。都市ボランティアは、大会運営での間接的に貢献する性質があると言えます。

なお、大会ボランティアの募集人数は約80,000人。その他に都市ボランティアは東京都約20,000人を筆頭に千葉県約3,000人。埼玉県5,400人、横浜市2,500人、福島県が500人、宮城県1,300人、茨城県約700人、静岡県約700人及び札幌市400~600人程度などとされています。

今後は開催に向けて、順次オリエンテーションや各種研修等が実施されていく予定です。
 

2020東京大会におけるボランティアはもう定員に達してるの?

 
上記の章でもお伝えしましたが、今回、東京オリンピック・パラリンピックの大会ボランティアが、定員80,000人で募集されました。この件に関しては、2018年11月21日付けの日本経済新聞で発表があったのです。

新聞
 
 
大会ボランティアの応募者は、11月20日午前9時時点で81,035人に上回りました。昨年9月26日に募集を始めてから「1日8時間程度、合計10日以上」といった応募条件に「厳しすぎる」との声も出ていましたが、2カ月弱で80,000人の目標に達成したことになります。

ちなみに、4割超が外国籍の方です。それだけボランティアの価値が、国際的に高いのでしょうね。
 
 
募集は、2018年12月21日17時をもって終了しております。ただパラリンピック要綱には、「※一部の役割によっては、再募集する場合もあります。」と記載されていますので、今後随時HPのチェックが必要です。
 

2020東京大会におけるボランティアに関する問題点

 
オリンピック・パラリンピックボランティアは多くの人数が、動員されることになります。いくつかの問題が出ているようなのですが、1つをピックアップしてみますね。その内容が、このボランティアは有償か無償か?になります。
 
 
大会期間中は、大会ボランティアが8時間程度/日で10日以上。都市ボランティアが5時間程度/日で5日以上活動が募集条件でした。そのため一日当たりの協力費として、1,000円(プリペイドカードとして支給)が支払われるのです。この金額が、少ないと言われています。

本当に少ないのでしょうか?

本来はボランティアというだけあって、無償ででもやりたい人がいると思うのですがね。
 
 
ちなみに、厚生労働省が出しているボランティアに関する内容がこちらです。
 

○ ボランティアについて明確な定義を行うことは難しいが、一般的には「自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為」を指してボランティア活動と言われており、活動の性格として、「自主性(主体性)」、「社会性(連帯性)」、「無償性(無給性)」等があげられる。

○ ボランティア活動を行い、実費や交通費、さらにはそれ以上の金銭を得る活動を「有償ボランティア」と呼ぶ例もある。

引用:厚生労働省

 
厚生労働省の見解からすれば東京オリパラのボランティアは、有償ボランティアに該当するのでしょうね。何やら本当の意味が、失われているような気がします。

ボランティア
 
 
申し遅れましたが、私は19歳の時に車の事故で首の骨を折り、頚髄を損傷して車椅子で生活しています。障害を持ってからは車いすツインバスケという障害者スポーツを、趣味と健康のために行っているのです。

私自身、チームの代表を任されていて、過去に地元で大会をしたときボランティアを募集しました。それついて書いた記事があるので、お時間がある際にお読みいただけるとありがたいです。

学生ボランティア募集方法!実際に効果があった7つのポイントとは?
学生ボランティアの募集方法をご存知ですか?私は知っています。また、自分たちの思い通りに集められないことも知っているのです。だって、学生さんの都合もあるので、そんなに上手く運べませんからね。 今回は健常者から障害を持って長い...

 
 
私たちが大会運営でボランティアをお願いしたときは交通費や日当の支給は無く、当日の弁当を出しました。後日に代表として私が食事をごちそうしたり、チームからバーベキューを無償で誘ったりの接待はしたんですがね。

そう考えると、ボランティア自体の無償という考え方が、古くなっているのかもしれません。今後、議論が必要になるのでしょうね。
 
 
またボランティアを募集するのは大変ですが、大会運営でまとめる難しさもあります。やはりリーダー格になる人が主体となり、率先して動いたり指図する必要があると思うのです。

大会を上手く回すには、事前の打ち合わせが重要ポイントになりますよ。ぜひ東京大会は、成功してもらいたいですね。
 

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まとめ

 


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ボランティアをしてもらうことは、本当にありがたいことです。いないと大会が開催できませんからね。いつもされる側として、心から感謝します。
 
 
 

まっつん

はじめまして、頚髄損傷者のまっつんです。

健常者から障害を持つようになり、車椅子で生活していることでの感じた考えを綴ろうと思います。

共感していただければコメント欄からどしどし書き込んでもらえると幸いです。

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