学生ボランティアの募集方法をご存知ですか?私は知っています。また、自分たちの思い通りに集められないことも知っているのです。だって、学生さんの都合もあるので、そんなに上手く運べませんからね。
今回は健常者から障害を持って長い私が、苦労してやっと見つけた学生ボランティアの募集方法をお伝えしたいと思います。特に効果があったポイントを、7つにわけて書き出してみました。それではいってみましょう。
学生ボランティア募集方法 効果的に集めるポイント①
私は19歳のときに車の事故で首の骨を折り、頚髄を損傷して車椅子で生活しています。障害を持ってからは車いすツインバスケを行っており、現在は富山県チームの代表を任されているのです。
チーム自体は東海ブロックに所属していて、秋の定期大会が持ち回りで4年に1度回ってきます。それで2017年11月12日に、地元の体育館で大会を主管チームとして開催しました。
写真は、開会式終了後に踊ってもらったよさこいです。
さらに、開会式と閉会式に唄っていただいたアカペラの方々。
下の写真が、大会の閉会式時の様子。中央が選手で、両サイドにいる人たちが学生ボランティアの方々です。このように大会関係の学生さんは総勢で80名くらいおられましたが、これらの方を集めた方法をお教えしますね。^^
チームの代表であれば、車いすツインバスケという障害者スポーツを多くの方に知ってもらいたい!と考えるのが当然でしょう。そこでいろんな学校に声かけをし、普及を兼ねて学生さんを募集すると思うのです。
しかし!
『二兎を追う者は一兎をも得ず』の諺のように、募集の力量が分散して集まらない可能性が大きいのです。そこで、1つの学校に絞って声をかけるのがいいですよ。
私は1つの大学に限定して募集したのですが、その理由がこちらになります。
- 大学であれば、たくさんのサークルがある
- 学生同士キャンパスが一緒のため、直接会って連絡することができる
同じ学校であれば、面識がなくても簡単に探し出せると思うのです。次の章からは、手順をお伝えしていきますね。
学生ボランティア募集方法 ポイント②③
まず大会に関わるボランティアの募集人数を、決めなくてはいけません。私はこのように考えました。
- ボランティア - 40名
- テーブルオフィシャル - 20名
- アトラクション - 20名
ここで重要なのが、無鉄砲にボランティア募集しようと思ってもなかなか集められません。ポイントは、上記の章でお伝えしたサークルなんです。
理由としては、1人1人募集ではなくサークル内で声かけすればまとまった人数が集められることを予想しました。ネットで『希望する大学名 サークル』と検索すれば一覧が出てきますので、どこにお願いするのか決めるのがいいですよ。
ちなみに私は早い時期に大会のアトラクションとして、入場行進をアカペラで披露、よさこい演舞してもらおうと考えていたのです。
よさこいサークルの方々は、演舞だけお願いしました。
いつもと違ったことをすれば盛り上がるのはもちろんのこと、印象付けになりますからね。そこで、このように構想を練りました。
- ボランティア = アカペラサークル + (サークル以外の同大学生)
- テーブルオフィシャル = バスケサークル
- アトラクション = よさこいサークル
ここまで決めれば、次にしなければならないのが大学に問い合わせです。次の章で、さらに詳しくお伝えさせていただきますね。
学生ボランティア募集方法 ポイント④
ネットで「希望する大学名 事務局」と検索し、電話をしてみましょう。そして、「車いすツインバスケの大会で●●サークルの協力を得たい!」と問い合わせるのです。
サークル自体がブログやツイッターを管理しているので、直接でも管理者と連絡できるかもしれません。しかし後々問題にならないように、一言でも大学に連絡を入れてお願いしておいた方がいいですよ。
私の場合はラッキーなことに知り合いの准教授に前もって伝えていたので、直接聞いてもらうことができました。
問い合わせてもらいましたが、大学側からはサークル所属の学生の連絡先を個人情報の観点から教えられないと言われたのです。ただし依頼者側のを教えれば、サークル代表から連絡させるとのこと。
そこで事務局側に、私の管理するチームのメルアドを教え応答を待ちました。ありがたいことに返信が来て、大会の詳細を伝えられたんです。その結果2つのサークルとも興味を示してくれ、参加してもらえることになりました。
それでは次の章で、私が募集し始めた時期についてお伝えしたいと思います。
学生ボランティア募集方法 ポイント⑤
学生ボランティアは、短期間ですぐに集めることができません。ましてやサークル内の予定もあり、早めに言わないといけないのです。
私の場合2017年11月に大会開催だったので、新入生が入る4月前の2月ぐらいからサークルのほうに伝えておきました。3月には了承を得ていたので、後は足りないボランティア人数の30名弱の補充だけだったのです。
ここからは新年度の4月に入り、先生の声かけや興味を持ってくれた学生さん中心に伝えてもらい、目標人数を集めることができました。9ヶ月前から募集したのが、功を奏したのでしょうね。
このように、もし学生さんに声をかけるのであれば最低でも半年以上前からがいいですよ。早いに越したことはありません。
学生ボランティア募集方法 ポイント⑥⑦
学生さんには、まず練習に来て内容を見てもらうことが重要になります。だから、そのサークルの学生さんに来てもらうことをお願いするのです。
私の場合はこれまたラッキーで、知り合いの准教授が教える学生さんたちが車いすツインバスケ自体に興味を持ってくれたこと。一度見てみたいと、何人もの学生さんが先生を通して練習に参加してくれました。
写真は、選手と一緒に円陣を組んで話をしている様子ですね。この後で実際に、バスケ用車椅子に乗って練習やゲームで楽しんでもらったのです。
見せるだけではなく、実際に体験してもらうことが秘訣になります。そこから興味が加速し、暇あるときは練習に参加してくれるようになりました。
さらに練習だけでなく、食事やバーべーキュー、イベントに手伝ってもらうよう誘えば仲良くなる率が高くなりますよ。
私は24時間テレビのボランティアも誘っちゃいました。写真はKNB本社ビルで協力したときに、網谷アナと記念撮影したときのものです。
このようにツインバスケ以外を通し、興味を持つ学生さんを増やしていけば徐々に集めることができますよ。実際に私はこの方法で、1つの大学から80名あまりの学生ボランティアの方々を募ることができました。
連絡を取ったりまとめる方法などは、以下の記事で詳しく説明しております。お時間がある際にでもお読みいただければ幸いです。
それでは成功を祈っておりますね。
まとめ
今回、学生ボランティアの募集について私の経験をもとにお教えしました。いかがだったでしょうか?
私で良ければ質問にお答えできますので、コメント欄からお気軽にお伝えいただければありがたいです。
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- 学生ボランティア募集方法 効果的に集める6つのポイントとは?
- 1つの大学に絞る
- 大会に関わるボランティアの募集人数を早めに決める
- サークル単位で声掛けをする
- 大学事務局に、協力希望の電話をする
- 半年以上前から声掛けをする
- 実際にツインバスケを体験してもらう
- 食事やバーベキュー、イベントに誘う
人数に達するまで時間がかかり、焦るときもあるのです。しかし、大会を成功させたい!という熱意を込めて諦めなければちゃんと集まりますよ。
応援していますね。^^
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