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2020 パラリンピックのボート!ルールとは?日程や見どころを解説!

パラリンピック

 
 
パラリンピックのボート競技をご存知ですか?水上で戦う競技で、漕ぐスピードがポイントになりますね。白熱したレース展開が期待されますよ。
 
 
今回はパラリンピックのボートについて、詳しく解説します。後半には見どころも記載してみました。それではいってみましょう。

 

 

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パラリンピックボートのルールとは?

 
まずは動画で、パラリンピック競技のボートを見てみましょう。頑張ってますね~。

「視覚障害の子に夢を」 19歳女性“パラ”への挑戦(18/05/03)

 
 
障害者のボート競技は、2008年開催のパラリンピック北京大会で初めて正式に採用されました。種目の中では新しい部類です。「ローイング(Rowing)」もしくは「パラローイング」と呼ばれることもあります。

競技に参加できるのは下肢切断や欠損脳性麻痺などの疾患により下肢に障害を持つ人視覚障害者です。なお公平を保つため、障害別や程度によってクラス分けと種目分けが行われます。

パラリンピックのボート
 
 
障害者のボート競技は、浮き(ブイ)で仕切られた6レーンの直線コース(静水)で実施されます。

コースの距離は2016年のパラリンピックリオデジャネイロ大会までは1000mでしたが、2017年にルール変更でオリンピックと同距離である2000mに延長されました。2020年開催のパラリンピック東京大会は、2000mの距離で実施される初めてのパラリンピックになります

競技には専用のボートを使用してスタートの合図とともに漕ぎ始め、先端がフィニッシュラインを通過したタイムで順位が決まるのです。
 

パラリンピックボート競技の種目

 
パラリンピックボート競技の種目は、以下の3種目が設定されています。
 

  • PR1=1人乗りの「シングルスカル」(男子/女子)
  • PR2=2人乗りの「ダブルスカル」(混合)
  • PR3=5人乗りの「舵手付きフォア(漕ぎ手4名・舵手1名)」(混合)

 
指示を出す舵手をコックスと言い、健常者でも良いです。
 
 
パラリンピックのボート競技は、障害の内容や程度によって参加できる種目が決まります。言い換えると、クラス分けが種目分けと同じ意味を持っているのです。
 
 
具体的なクラス分け(種目分け)は、以下のとおりになります。
 

【クラス分け(種目分け)】

    ≪PR1≫

  • 下肢に重度の障害を有し、歩行が不可能な状態
  • 体幹の安定性を保つことが難しく、車椅子を使用
  • 腕と肩のみでボートを漕ぐことができる選手
  • 選手はオールを左右1本ずつ持ち、両手で漕ぐ

 

    ≪PR2≫

  • 下肢切断・欠損及び脳性麻痺等の疾患で下肢の運動障害を有する
  • 体幹の支持性が保たれており、腕や肩とともに上半身全体でボートを漕ぐことができる

 

    ≪PR3≫

  • 左右いずれかの脚と体幹及び腕・肩を使ってボートを漕ぐことができる
  • 視覚障害を有する選手も対象として含まれる
  • 競技種目は舵手付きフォアで男女混合
  • 選手は1人1本のオールを両手で持ち、左右交互に漕ぐ

 
上記でも示したように2020年開催のパラリンピック東京大会では、以下の種目が発表されています。
 

  • PR1…1人乗り(男子/女子)
  • PR2…2人乗り(混合)
  • PR3…舵手付きフォア(混合)

 
どのような熱い戦いが生まれるのでしょうか?
 

パラリンピックボート競技で使用するボートの特徴

 
パラリンピックボート競技で使用されるPR1・PR2の下肢に障害を有する選手が漕ぐボートは、シートが固定される特徴があります。なぜなら障害の程度が重く、足を使った行為ができないからです。

ちなみにPR1に参加する選手は体幹を保持させることが難しいため、シートの背もたれにベルトで固定されます。一方、PR2に参加する選手は体幹を使って上半身全体でボートを漕ぐので、背もたれは設けられません。

ボート競技
 
 
またPR1で使用するボートについてはバランスや安全面への配慮から、両サイドに浮き(フロート)付設が認められています。

なおPR3で使用するボートは選手の障害も軽く膝の屈伸を利用してボートを漕ぐことができるため、可動タイプ(スライディング式)が採用されるのです。
 

2020パラリンピックボートの日程

 
2020年に開催される東京パラリンピックでのボート競技の日程は、すでに決まっています。以下に記載しますので、参考にしていただければ幸いです。
 
【ボート】

8/258/268/278/288/298/308/319/19/29/39/49/59/6
          
【8月28日】
9:30 – 11:50
【8月29日】
9:30 – 11:50
【8月30日】
決勝
9:30 – 11:50
 
場所:海の森水上競技場

 
海の森水上競技場は、東京都江東区青海三丁目地先に新しく整備される施設です。向かう際は、公共交通機関を利用した方がいいでしょうね。
 

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パラリンピックボートの見どころとは?

 
パラリンピックボート競技の見どころは、漕ぎ手が1名であるPR1種目だと個人同士の力と力の真っ向勝負が繰り広げられ、純粋なぶつかり合いを目の当たりにできる魅力があります。

PR2種目やPR3種目では、漕ぎ手のコンビネーションの美しさでしょうね。複数でボートを漕ぐ種目はオールの動きが一致されていなければ、最大限の推進力を得ることができません。呼吸に合わせるべくボート全体を統率しているかが、レースを味わい深く見る着眼のポイントです。

ボート
 
 
またPR3種目は気象条件やボートが作り出す波の影響及びペース配分等を、司令塔役の舵手(コックス)が瞬時に状況判断しなければいけません。

さらにパラリンピック東京大会ではコース距離が1000mから2倍の2000mに延長が決まっているため、これまで以上にスタミナを温存する駆け引きも求められるのです。このように、見どころはたくさんあります。
 
 
申し遅れましたが、私は19歳の時に車の事故で首の骨を折り、頚髄を損傷して車椅子で生活しています。障害を持ってからは車いすツインバスケという障害者スポーツを、趣味と生きがいで行っているのです。

私からすればボートでもバスケでも、スポーツで共通するのが自分との戦いであると思いますね。たとえば練習だったり筋トレであったり、もちろん試合中は当然です。

ぜひともパラリンピックで頑張っているアスリートの姿を、多くの皆さんに見てもらいたいですね。それが究極の見どころになると思いますよ。陰ながら応援していますね。
 

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まとめ

 


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2020年に開催する東京パラリンピックのボート競技では、いくつのメダルが取れるでしょうか?期待してしまいますね。日本を応援しましょう!
 
 
 

まっつん

はじめまして、頚髄損傷者のまっつんです。

健常者から障害を持つようになり、車椅子で生活していることでの感じた考えを綴ろうと思います。

共感していただければコメント欄からどしどし書き込んでもらえると幸いです。

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