2020パラリンピックに出場しそうな注目選手をご存知ですか?意外と知られていないのです。国の代表なんだから、もっと知名度が上がっても良いのですがね。ちょっと残念です。
今回はパラリンピックの注目選手について、詳しく解説します。後半には当事者を取材し、困った内容がある現実を聞いたので記載してみました。それではいってみましょう。
2020パラリンピック東京大会に出場する日本選手
2020年開催のパラリンピック東京大会に参加する日本選手は、各競技団体で選考の方法や過程、日程が異なるため、現時点で全ての競技が決定していません。
そこで前回の2016リオデジャネイロパラリンピック大会に出場、また直近に開催された大規模な国際大会のインドネシア2018アジアパラ競技大会をもとに、ピックアップしていきたいと思います。
なお車椅子テニス競技のシングルスについてはインドネシア2018アジアパラ競技大会の優勝者に対し、2020年東京大会の出場資格が与えられているのです。
その点はご了承願います。
前パラリンピック大会で優秀な成績の選手及び競技
2016年開催リオデジャネイロパラリンピック大会で優秀な成績を収めた日本選手及び競技は、以下のとおりです。なお基準については、メダル獲得にしました。
- ≪ウィルチェアーラグビー≫
- 銅
- ≪車いすテニス≫
- 男子ダブルス(国枝慎吾、齋田悟司):銅
- 女子シングルス(上地結衣):銅
- ≪自転車競技≫
- ロードレース男子タイムトライアルC3(藤田征樹):銀
- ロードレース女子タイムトライアルB(鹿沼由理恵):銀
- ≪水泳≫
- 男子50m自由形S9(山田拓朗):銅
- 男子50m自由形S11(木村敬一):銀
- 男子100m背泳ぎS14(津川拓也):銅
- 男子100m平泳ぎSB11(木村敬一):銅
- 男子100mバタフライS11(木村敬一):銀
- 男子200m個人メドレーSM14(中島啓智):銅
- ≪柔道≫
- 男子60㎏級(廣瀬誠):銀
- 男子66㎏級(藤本聰):銅
- 男子100㎏超級(正木健人):銅
- 女子57㎏級(廣瀬順子):銅
- ≪ボッチャ≫
- 混合団体BC1-2:銀
- ≪陸上競技≫
- 男子400m T52(佐藤友祈):銀
- 男子1500m T51/52(佐藤友祈):銀
- 男子マラソン T11/12(岡村正広):銅
- 男子4×100mリレー T42-47:銅
- 男子走幅跳 T42(山本篤):銀
- 女子400m T45/46/47(辻沙絵):銅
アジアパラ競技大会で優秀な成績の日本選手及び競技
2018年開催アジアパラ競技大会で優秀な成績を収めた日本選手及び競技は、以下のとおりです。なお基準については、金メダル獲得にしました。
- ≪陸上競技≫
- 男子100m T64(井谷俊介)
- 男子 100m T52(伊藤竜也)
- 男子 200m T52(伊藤智也)
- 男子 200m T64(佐藤圭太)
- 男子 400m T52(佐藤友祈)
- 男子 800m T52(佐藤友祈)
- 男子5000m T11(唐澤剣也)
- 女子100m T12(澤田優蘭)
- 女子100m T52(田中照代)
- 女子400m T13(佐々木真菜)
- 女子走幅跳 T64(中西麻耶)
- ≪自転車競技≫
- 男子1㎞タイムトライアルB(木村和平)
- 男子4km個人パシュートB(木村和平)
- 女子3km個人パシュートC3(野口佳子)
- ≪水泳≫
- 男子50m自由形S11(木村敬一)
- 男子100m背泳ぎS11(木村敬一)
- 男子100m平泳ぎSB11(木村敬一)
- 男子200m個人メドレーSM11(木村敬一)
- 男子100mバタフライS9(久保大樹)
- 男子100m背泳ぎS7(江島大佑)
- 女子100m平泳ぎSB8(宇津木美都)
- 女子200m自由形S14(北野安美紗)
- ≪卓球≫
- 男子団体TT9-10(岩渕幸洋、垣田斉明)
- ≪車いすテニス≫
- 男子シングルス(国枝慎吾)
- 女子シングルス(上地結衣)
- 男子ダブルス(国枝慎吾、眞田卓)
- クァードダブルス(諸石光照、菅野浩二)
期待したいですね。
パラアスリートが抱える悩み
パラリンピックの出場する一流選手は、いろいろと悩みを抱えています。常に競技者としての進化を要求される以上、近年クローズアップされているのは、資金・経済面に関することです。
パラリンピック出場アスリートの半分以上は競技に必要な個人的に支出した額が、年間100万円以上に上るとのデータもあります。
障害者スポーツは高額な専用器具等を必要が多く、出費が多額になるのです。またもう一つの大きな理由が、スポンサーの問題になります。
パラリンピックはオリンピックに比べると、どうしても注目度が低いです。このことでスポンサーが少なくなり、健常者アスリートに比べてサポートの規模が劣ったりしています。
しかし2020年のパラリンピック東京大会開催決定後は開催国として機運を高める等の思惑から、今まで以上のサポートが出てきてはいるようです。
さらにパラリンピック選手の処遇改善を継続的に図っていくには、より大きいシステム作りを進める根本的な対策と企画、そして行動が求められると言えるのでしょうね。
パラリンピックに出場する選手を取材してみた!
申し遅れましたが、私は19歳の時に車の事故で首の骨を折り、頚髄を損傷して車椅子で生活しています。障害を持ってからは車いすツインバスケという障害者スポーツを、趣味と健康のため行っているのです。
チームの代表を任せられているため、パラリンピックのアスリートと出会うこともよくあります。今回紹介する知人のスポーツ名を言うと、選手を限定されるのであえて言えませんが、悩みについて取材してみました。すると、驚くような答えが返ってきたのです。
というのも、そのアスリートは男性なのですが、有名になってからは追っかけの女性がいるそうで・・・。
それだけならいいのですが、差し入れを頂くようなんです。私はうれしいと思うのですが、トップアスリートになると何でも口に入れられないと嘆いていました。
頂いた差し入れが身体に合わない物かもしれないのと、体重の増減を気にしていましたよ。口には出しませんでしたが、ドーピングに関してのこともあるようです。
トップアスリートになると毎日の身体は繊細なのでしょうし、体調を壊してもいけませんからね。普通の生活では思いもつかない悩みがあるようですよ。私には考えられないことなので、注目されることは窮屈だと感じました。
まとめ
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パラリンピックに出場する選手は、注目の的になります。考えてみると普通では味わえない経験もするのでしょうが、意外に大変なのかもしれませんね。何はともあれ、みんなで応援しましょう!
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