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障害の受容過程とは?中途障害者の私が経験したプロセスから解説!

障害者

 
 
障害を受容するのに過程があるのをご存知ですか?私自身、その内容を見て一緒だったので驚いたんです。だってそこまで瓜二つだと、ビックリどころではありません。^^;
 
 
そこで今回は、健常者から障害を持って長い私が、障害の受容過程についてお伝えしたいと思います。経験したプロセスから、生の声を聴いていただきたいですね。あなたの参考になれば嬉しい限りです。

 

 

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障害の受容過程 事故の直後とは?

 
事故は、本当に怖いモノ。昨日まで普通だった体が、全く動かなくなるという現実が引き起こされてしまうのです。
 
 
私の健常者時は、健康優良児で風邪ひとつひくことなく元気な体を維持していました。小学校3年から高校3年まで、野球少年だったのもあったからでしょうね。

そんな際、高校卒業して専門学校生時の2月に友達と車で2台連なってスキーに行く途中、私の運転ミスで横転し、首の骨を折ったのです。自爆という自損事故でした。

事故

そのとき、このような状態で病院に運び込まれたようです。
 

  • 頭蓋骨の陥没骨折
  • 頚椎を骨折
  • 頚髄を損傷
  • 両方の肺を強打

 
記憶はまったくなく、気づいた時はすでに病院のベッド上で、瀕死の状態も続きICUに長くいることに。症状が落ち着いてくると、「早く退院して家に帰りたい!」といつも思っていましたね。入院する前のように、健康になって退院できると思っていたので深く考えてなかったからなんです。

ただ日は過ぎていくのですが、慢性的に手や足がまったく動かせませんでした。
 
 
そんな中、担当のお医者さんから、もう2度と歩く事が出来ないという非情な告知をされたのです。当時、私の心理状態は非常に不安定なもので、このよう感じていました。
 

  • そんな馬鹿な!
  • 死にたい!

 
 
だって昨日まで普通だったのに、一晩で全く歩けなくなったことを想像してみるといいですよ。ありえないことが、現実に訪れるのです。非情な宣告を受けてからはネガティブな気持ちが強くなり、精神的にも落ち込みましたね。
 
 
私は障害を持つことになったのですが、実を言うと受け入れるまでのプロセスが、医療や福祉現場でマニュアル化されているのです。次の章では、その内容についてお伝えさせていただきますね。
 

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障害の受容過程 マニュアルの内容とは?

 
障害受容するとは、「障害を持ったことを受け入れる」ことです。主に中途障害者の方に対し、使う言葉になりますね。このプロセスは、5段階の順番に進行するのです。
 

  1. 障害発生初期 - ショックの時期
  2. 回復を期待する時期 - 元通りに治るかもしれないと思う時期
  3. 混乱と苦悩の時期 - 一向に回復しなく怒りや悲しみが強く表れる時期
  4. 適応への努力期 - リハビリを頑張り始める時期
  5. 適応の時期 - 障害を持ったことを認める時期

 
驚いたことに、私はこの通りでしたよ。
 
 
ただ私の入院していた15年以上前は、病院に何年も居座る事ができた時代でした。実際に転院に転院して、合計4年くらいいましたからね。

現在は法改正により、受傷して最大でも半年ちょっとしか病院にいることができません。この状況下で、退院の事を考えないといけなくなります。

すると周りは、「リハビリしろ!リハビリしろ!」と口うるさく言うのです。

リハビリ台
 
 
本人はその言い方をされると、さらに心を閉ざしてしまう恐れがあるのです。
 
 
ここで知ってもらいたい内容が、リハビリの意味になります。
 

リハビリの意味 - 残存機能を使い日常生活を可能にすること。

 
要は動く部分の筋力を上げ、生活できるようにすることなのです。

私のような完全損傷の頚髄損傷者は、神経が切れていると診断されるため、失われた機能を回復させることができません。ハッキリ言えば、魔法を使ったように動かない部分を受傷前に戻すことは、現代医学で研究されても不可能なのです。そのため落ち込んでいる人に対しての無理強いは、逆効果になります。
 
 
しかし、ある方法を知って実践すると障害の受容は可能になるのです。次の章では、その内容についてお伝えさせていただきますね。
 

障害の受容過程 私が経験したプロセス①

 
私自身、担当のお医者さんに2度と歩けないと宣告されましたが、リハビリすれば歩けるようになると思っていました。だけど一向に歩けないし、動かない部分も回復しない。そんな際、いっしょに入院していた頚髄損傷者との会話でハッキリ言われたんです。

「首の骨を折って神経が切れれば、もう2度と歩けないんだって!」

いや~説得力がありましたね。誰よりも当事者に言われるのは、不思議と素直に信じられましたよ。そして障害を持ったことも、受け入れることができました。
 
 
過去の経験から思うのは、中途障害者にすすめることが一緒の障害を持った人との会話です。いわゆるピアサポート。

≪ピアサポートとは≫
同じような症状や悩みを持つ人が体験を語り合って認識し、回復を目指すこと。

 
 
理由がこちらになります。
 

  • 共感出来る
  • 本音で話せる
  • 相談しあえる

 
一緒の境遇の人とは、打ち解けるのが早いです。もし病院に似た症状の人がいないのであれば、過去に入院していた人でもいいでしょうね。先輩になるので、いいアドバイスを受けることができます。
 
 
ちなみに、私はリハビリの過程で紹介されたのが、車椅子ツインバスケットボールという障害者スポーツだったのです。このスポーツを通し、「同じ境遇の頚髄損傷者と喋ること」で、障害を受容することができました。

なぜか同じような症状の人とは打ち解けることができ、本音を言い合えましたからね。怪我してから初めて本心で笑えたのも、このときだったと思います。
 
 
今では四肢麻痺者や脳性麻痺者、障害児の仲間も増え、車椅子ツインバスケに頑張っていますよ。写真は、毎年の暮れにチーム内の選手で行っている忘年会の様子。

笑い

 
バスケに関する以外の話で盛り上がり、大爆笑していますね。(´-д-`)ボソ.

このように、障害の受容には、同じ境遇を持った人との会話が重要になってくるのです。
 
 
ただ、受傷して間もない時は、ベッド上に縛られるためなかなかピアサポートまで辿り着けません。ご家族は、どのように対応すればいいのでしょうか?
 

障害の受容過程 私が経験したプロセス②

 
同じ障害を持った人とは、色んなことを話せました。しかしなぜか私の経験上、看護師さんにアドバイスされても聞く耳は持てなかったのです。障害を持たない人から言われても、嫌味や悲哀にしか聞こえなかったからでしょうね。

看護師さんに対しての偏見は無いのですが、当時は心が狭くなってしまっていたからだと思います。

 
 
その点、家族の温かみは心強く、1週間に1回、会いに来てくれるのがメチャメチャ楽しみになっていましたから。病院にいたときは個室だったので、夕飯なんて食事介助の看護師さんと2人っきり。

家族団らんが恋しくて恋しくって。だから何も言わなくても、笑顔で会いに来てくれるだけで幸せでした。中でも、3つ年の離れた弟は柔道をやっていたため部活が忙しく、たまに来たときは本当にうれしかったですよ^^

私の経験から言うと、ご家族の方は何もアドバイスする必要はなく、優しく見守ることが重要なんだと思いますね
 
 
障害を持つと、口で言い表せないくらいショックで落ち込みます。まずはご家族みんなで、たくさん会いに行くことを考えればいいと思いますよ。たとえそれだけでも受容するプロセスの1つに組み込まれ、元気が出ることに繋がりますからね。

受傷者の気持ちに寄り添い、笑顔で接してあげればいいです。応援していますね。
 

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まとめ

 
今回、障害を受容する過程について、私の経験をもとに、お伝えしました。いかがだったでしょうか?
 
 
私はこの方法で、受け入れる事ができたんです。1つの例として参考にしていただければ、書いた甲斐があります。^^
 

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    障害の受容過程 事故の直後とは?

  • 死にたいといつも思っていた

 

    障害の受容過程 マニュアルの内容とは?

  1. 障害発生初期 - ショックの時期
  2. 回復を期待する時期 - 元通りに治るかもしれないと思う時期
  3. 混乱と苦悩の時期 - 一向に回復しなく怒りや悲しみが強く表れる時期
  4. 適応への努力期 - リハビリを頑張り始める時期
  5. 適応の時期 - 障害を持ったことを認める時期

 

    障害の受容過程 私が経験したプロセス①

  • 早急なピアサポートのすすめ

 

    障害の受容過程 私が経験したプロセス②

  • ご家族が笑顔で支えることをすすめる

 
一緒の境遇の人達って、なぜか話が合うのです。私は今でも、車椅子ツインバスケットボールという障害者スポーツで、頚髄損傷者と繋がっていますからね。
 
 
このように考えると、心の友と言えるのでしょうね。前を見ていくことを、伝えてあげるといいですよ。^^
 
 
 

まっつん

はじめまして、頚髄損傷者のまっつんです。

健常者から障害を持つようになり、車椅子で生活していることでの感じた考えを綴ろうと思います。

共感していただければコメント欄からどしどし書き込んでもらえると幸いです。

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