障害者手帳の申請方法とは？更新で知らないと損する事はなに？

 
 
障害者手帳の申請方法をご存知ですか？

私の場合は母が手続きをしてくれたので、直接かかわっていないのですが・・・。ただ、面倒そうですが、手順さえ理解していれば簡単にできますよ。
 
 
今回は、頚髄損傷者となって期間が長い私が、障害者手帳の申請方法をお伝えしたいと思います。後半には、知らないと損をすることも、記載していますよ。あなたの参考になれば、嬉しい限りです。

 

 

障害者手帳 種類とは？

 
障害者手帳には、3つの種類があります。
 

 
それぞれを表で比較してみますね。
 
【障害者手帳の種類】

手帳	身体障害者手帳	知的障害者手帳	精神障害者保険福祉手帳
法律	身体障害者福祉法	なし (厚生労働省に基づく)	精神保健福祉法
必要書	医師の診断書	医師の診断書は不要	①精神保健指定医 主治医 　等の診断書 ②障害年金受給だと証書のコピー (どちらか提出）
判定	必要なし	①児童相談所 ②知的障害者更生相談所 (どちらかで判定)	精神保健福祉センターで判定
等級	1～7級 (1級が重度)	A(重度)・B(その他)	1～3級 (1級が重度)
有効期間	半永久的に有効	2年	2年

 
ただ、今回の記事は、私が持っている身体障害者手帳を、詳しく解説させていただきますので、ご了承願います。

 
 
それでは次の章から、申請方法について、お伝えしていきますね。
 

障害者手帳(身体）申請方法とは？

 
私は19歳のときに、車の事故で頚髄を損傷し、現在は車椅子で生活しています。

 
 
障害を持ってすぐに、手帳を申請したほうがいい！と、周りからよく言われました。たくさんのメリットがあるからなんですが、そのお話は、次の機会にさせてもらいます。
 
 
それでは、詳しく見ていきますね。
 

障害者手帳(身体）申請の条件とは？

 
障害を持つと、すぐにでも手帳を申請しなくてはいけないと、思うかもしれません。しかし、いくつかの条件があるのです。
 
 
こちらになります。

 
上記の項目を満たした場合に、申請が可能となりますね。すぐに取得はできないのです。
 
 
私のような神経系の損傷の場合は、ひょっとしたら治るのかも？という考えから、すぐに交付されません。手足などの切断による損傷の場合は、すぐにでもできるでしょうし、詳しくは病院の担当者にお聞きいただければ幸いです。
 

障害者手帳(身体）申請の流れとは？

 
大まかな流れが、以下のようになります。
 

 
1つ1つ、詳しく見ていきますね。
 

障害者手帳(身体）市区町村の福祉課で書類を貰う

現在、住んでいる市区町村にある福祉事務所で申請することになります。要は、市役所や区役所にある福祉課ですね。課の名前は、地域によって違ってきますので、～福祉課に電話をかけて下記項目を聞いてみるといいです。

「身体障害者手帳を申請したいのですが、必要書類はありますか？」

これを聞くことで、間違った場所に電話していたとしても、担当の課に繋げてもらえますよ。まずは各市町村長宛に申請するため、事前に福祉課に行って用紙をもらってくる必要があります。

パソコンから書類を、ダウンロードできる場合もあるでしょうが、記入漏れが出てくるかもしれません。防ぐためにも、直接に出向いて記入場所を確認したうえで、貰ったほうがいいでしょうね。
 
 
尚、身体障害者手帳の申請時に必要な書類は2種類あります。

こちらはサンプルとして、掲載しておきますね。
 

【身体障害者手帳交付申請書】 参照：http://www.city.toyama.toyama.jp/ クリックすると、大きくなります！

【身体障害者診断書・意見書】 参照：http://www.mhlw.go.jp/ クリックすると、大きくなります！

 

障害者手帳(身体）個人・民間の医療機関で書類を記入

 
上記右側の書類は、医師に書いてもらう診断書・意見書です。入院されている、もしくは、通われている病院で、書いてもらう必要があります。

記入してもらうには、5,000円くらいの料金がかかりますので注意が必要です。
※医療機関によって若干値段が違ってきますので、ご確認お願いします。
 
 
このようにお願いすれば、書いてもらえる手配をしてくれますよ。
 

 

障害者手帳(身体）市区町村の福祉課に提出

 
申請するのは、書類をもらった場所になります。
※無料で提出できます。
 
 
このときに必要なものがこちら。
 

 
身体に障害があると、即席撮影の3分間写真での椅子に座るのは苦労すると思います。そのために私は、いつも証明写真を撮る際、写真館を利用していますよ。＾＾
 

障害者手帳(身体）判定結果

 
申請後は更生相談所で審査され、1か月～3か月後に申請された福祉課から、結果の連絡が入ります。決定通知であれば、送付された書類と印鑑を持って行けば、身体障害者手帳が交付されるのです。
 
 
尚、市区町村の福祉課や医療機関には、必ず社会福祉士という、福祉のスペシャリストがいます。何かわからないことがあれば、質問してみるのがいいでしょうね。詳しく教えてくれますよ。
 
 
次の章では、知らないと損をする内容を、お伝えさせていただきますね。
 

障害者手帳(身体）更新で知らないと損する事はなに？

 
障害者手帳の更新は、知的障害者と精神障害者だと、2年ごとにしなければなりません。

身体障害者は、障害が治らないことを前提に、更新する必要がないのです。しかし、しなければならない場合が存在します。
 
 
その写真がこちらです。

クリックすると、大きくなります！

 
 

写真を見てもらうとわかりますが、車のナンバーと有効期限日が書いてあります。介護って文字もわかりませんか？ナンバーの下が有効期限ですが、平成31年度に平成から名前が変わります。よって、今回の更新どきに市の職員からは、2020年の西暦にしてあると、言われたようですよ。
 
 
これは、高速道路や有料道路の通行料を、割引するための更新なんです。昔は、身体障害者手帳を見せれば、どんな車でも大丈夫でした。しかし不正する人が多いようで、高速料金所で手帳を見せると、必ず車のナンバー確認をされるのです。

過去に私は、ETCの機械を付けていない時に、更新を忘れていたことがあり、手帳を見せても割引を断られましたよ。＾＾；

現在はETCを使用しているので、手続きを親に任せていて、ここまでシッカリと中身を見たことありませんでした。この他にも自治体によっては、更新の手続きがいる内容があるかもしれませんし、各市区町村の福祉課で聞いてみるのをお勧めしますね。
 
 
このように身体障害者手帳は、当事者や家族にとっては、大変ありがたい特典がついている手帳です。交付された際は、一度ジックリ中まで見ておくのがいいですよ。これからの生活に、大切な存在となりますから。
 

まとめ

 
今回、障害者手帳（身体）の申請について、いろいろお伝えさせていただきました。いかがだったでしょうか？
 
 
わからないことがあれば、2度手間にならないためにも、電話で事前に聞くのがいいですよ。＾＾
 

 
障害者が生活していくには、大きな手助けとなってくれるのが、障害者手帳（身体）です。役に立つことが多いので、まずは障害が固定したらすぐにでも申請するといいですよ。強い味方になってくれますから。