車椅子マラソンとは？記録やルールは？2020東京パラリンピック日程！

 
 
車椅子マラソンを見たことありませんか？変わった形の車椅子に乗り、スピードも相当出ています。颯爽と道路を駆け抜けていく姿が、見る人をも惹きつけちゃいますよ。
 
 
今回はそんな車椅子マラソンとは何かについて、わかりやすくお伝えしたいと思います。それではいってみましょう。

車椅子マラソンとは？

 
まずは動画で、車椅子マラソンについて見ていただけるとありがたいです。大分国際マラソンのときのものですね。

 
 
車椅子マラソンは、「レーサー」と呼ばれる車椅子で行う障害者スポーツのロードレース種目です。軽量化された3輪の競技用車椅子はカーボンやチタン等を使用し、腕の力だけで漕いで疾走します。

 
 
車椅子マラソンの種目は、以下のように色々ありますよ。
 

 
トップ選手になると、平均時速は30km以上になります。下り坂になれば時速50kmを超え、健常者のマラソンよりスピードが出るのが魅力になるのでしょうね。
 

記録

 
車椅子マラソンの記録は競技用車椅子の進化とともに、早くなっていっています。

日本記録と世界記録を書き出してみますね。
 

 
どうしても開催場所の地形によって下り坂があったり上り坂があったりと、記録が左右されるのです。そのためボストンマラソンは以下の内容があるので、公認記録として認められないようですよ。
 

 
確かにゴール手前で下り坂は、メチャメチャ加速するでしょうし、他のコースに比べて不公平になっちゃいますね。
 

ルール

 
車椅子マラソンは、いくつかのルールがあります。

 
 
その内容がこちらです。
 

 
いろいろなルールが、事細かく決まっているのですね。
 

クラス分け

 
障害を持つことは、部位によって運動能力が違ってきます。一緒の残存機能じゃない人と競い合うのは、不公平になってしまうのです。そこで公平さを保つため、同程度の障害を持つ人に分けることをクラス分けと言います。

ちなみに、走競技や跳躍競技を表すアルファベットが「T」。さらに細かくクラス分けは数字で示され、その数が小さいほど障害の程度が大きくなります。
 
 
車椅子マラソンができるのは、T51、T52、T53、T54です。
 

 
参戦するT51-54クラスの選手は、車椅子を押すために腕や肩の機能が異なります。

T51-52クラスの選手は、四肢まひなど両方の下肢または上肢の活動に制限があるのです。T53-54クラスの選手は、高速走行用に開発されたレーサーで競技を行います。メチャメチャスピードが速いですよ。
 

歴史

 
初の車椅子マラソン大会が開催されたのは、1974年アメリカ・オハイオ州。また1975年に車椅子ユーザーのボブ・ホールが、ボストンマラソンに車椅子で出場し話題となりました。

ただ健常者と一緒に走る大会への参加資格を認められなかったため、訴訟を起こしたのです。結果ボストンマラソンが、世界で初めて車椅子ランナーを受け入れた大会になります。この2つが、車椅子マラソンの先駆け。
 
 
その後日本で1981年の国際障害者年を記念して行われた大分国際車椅子マラソン大会が、世界初の車椅子だけのマラソン国際大会のスタートになるのです。以来、世界最大で最高レベルの大会として国内外から高評価を受け、毎年開催されています。
 
 
ちなみに車椅子マラソン種目がパラリンピックに新設されたのは、1984年、ニューヨーク・アイレスベリーパラリンピックです。今後の日本勢の選手に、期待したいですね。
 

車椅子マラソン2020東京パラリンピック日程

 
2020年に東京でパラリンピックが開催されます。ついにという感じで楽しみなんですが、車椅子マラソンは正式種目になっているのです。
 
 
以下、日程を記載しておきますね。
 
【マラソン】

 
例年の9月からすれば、気温も高いと思います。大会運営側は、選手の体調管理に配慮が必要ですね。
 

さいごに

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車椅子マラソンは、障害を持った方による激しい争いが最後まで見放せない競技。東京パラリンピック2020まで、今以上に盛り上がることを願っています。