車椅子ダンスを見たことあるでしょうか?名前の通り車椅子で行うダンスで、リハビリやレクリエーションとして取り入れられる場合もあり、れっきとした競技でもあるのです。
今回は車椅子ダンスについて、わかりやすくお伝えしたいと思います。それではいってみましょう。
車椅子ダンスとは?
まずは動画で、車椅子ダンスについて見ていただけるとありがたいです。
車椅子ダンスはパラダンススポーツの中の一つになり、以下の2つが普及しています。
- 車椅子に乗っている選手と健常者がペアを組む(コンビスタイル)
- ボールルームダンス(社交ダンス)
中には、車椅子ユーザーの選手同士でペア(デュオ)も含まれるのです。
ちなみに、このように呼ばれています。
- 車椅子で踊る選手 - ウィルチェア・ドライバー
- 立ち役の選手 -スタンディング・パートナー
また歴史は意外と新しいのです。次の章からジックリと見ていきましょう。
車椅子ダンスの歴史
車椅子ダンスは、1960年代にヨーロッパで生まれました。当時、何らかの原因で障害のある人たちが多く、車椅子の人同士でダンスを楽しんでいたことが始まりとされます。
その後1970年頃に、「何とか健常者と一緒に踊れないものか?」と考えられたのです。
そして、車椅子の人と健常者が一緒に社交ダンスが踊れる車椅子ダンス(コンビスタイル)を確立。
以下が経過になります。
- 1973年 - クロムホルツ博士の尽力により国際車椅子ダンス連盟を設立
- 1996年 - ICP会議で、車椅子ダンスが障害者スポーツとされ認定される
- 1997年 - パラリンピック冬季プログラム種目に決定
- 1998年 - IPC公認の初の世界選手権が幕張メッセで開催
- 2004年 - 11月に東京で世界選手権大会が開催
(長野パラリンピック開会式には、全国から60組が参加)
2004年の大会は、アジア・太平洋地域で初めての世界選手権大会です。
日本では、1991年頃にヨーロッパから導入されます。というのも社交ダンスの四本信子氏が、オランダとドイツに留学して2週間の研修を受けて日本に持ち帰ったのです。
日本での流れになります。
- 1992年 - 日本車椅子ダンス研究会が発足
- 1993年 - 連盟理事国に加盟
- 1995年 - 第1回ウィルチェアダンス競技会が開催
ところで種目はいろいろと分かれているのです。次の章でお伝えさせていただきますね。
車椅子ダンスの種目
車椅子ダンスは大きく、コンビスタイルとデュオスタイルに分けられています。
また車椅子ダンサーの障害の程度により、種目ごとにクラスⅠ/クラスⅡに分類されますね。
ちなみに車椅子ダンスの種目は、社交ダンス同様に10種目です。
- ≪スタンダード5種目≫
- (ワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、ウィンナーワルツ、クイックステップ)
- ≪ラテンアメリカン5種目≫
- (ルンバ、サンバ、チャチャチャ、パソドブレ、ジャイブ)
- 【車椅子ダンスの特徴】
- スタンダード種目は、ドライバーとスタンディング・パートナーが両手を繋いで踊る
- ラテン種目は、両手をはなして踊ることもある
車椅子ダンスは障害を持った方が行うスポーツですが、動作も機敏で躍動感があるのです。これを機に、普及に繋がることを願っております。
おわりに
車椅子ダンスは、年齢、国籍、男女、障害の有無を問わず、どなたでも楽しむことができます。さらにリハビリ効果の高い障害者スポーツとして、身体と精神面に関する好影響が多く期待できるのです。
ダンスを通して社交的になりおしゃれにも気を遣うようになったなど、身近な社会的効果もよく耳にします。「生きることへの喜びと自身を持つことができる」、と語る方が多くいらっしゃるスポーツです。
コメント
初めまして。
車いすダンスに非常に興味を持っている女性です
どんな障害や難病を抱えてる人でも出来るのですか❓
機会があったら車いすダンスを体験してみたいです!
初めまして、お返事ありがとうございます。
車椅子ダンスの障害の部類は、
ちょっとわかりませんね~。
協会があるようなので、
直接問い合わせてみられてはどうでしょうか?
https://jwd-f.com/
頑張ってみて下さいね。
陰ながら応援しています。^^