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2020 パラリンピック柔道のルールとは?日程や見どころを解説!

パラリンピック

 
 
パラリンピック柔道をご存知ですか?ある障害者に限定されている事実があるのです。そう言われると気になりませんか?
 
 
今回はパラリンピック柔道のルールについて、詳しく解説します。後半には実際に体験したことがある管理人が、柔道について語っちゃいました。それではいってみましょう。

 

 

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パラリンピック柔道とは?

 
まずは動画で、柔道競技を見てみましょう。見えないハンデなんて、関係ありませんね。

【公式】PARA☆DO!<#34永井崇匡選手>

 
 
パラリンピックの柔道は陸上や水泳、アーチェリー、自転車等の競技とは異なり、視覚障害者のみで行われるのです

柔道
 
 
多くの障害者スポーツは競技の公平を示す観点から、障害のクラス分けがなされます。しかしパラリンピック柔道は無く、一般競技と同様に体重別の階級制で競技が行われるのです。

選手たちは視力の有無や差異によるハンデキャップを設定されることなく、そのまま対戦することになります。
 
 
ちなみに2020年開催のパラリンピック東京大会で実施される柔道競技の階級は、次のとおりです。
 

    ≪男子(7階級)≫

  • 60kg級、66kg級、73kg級、81kg級、90kg級、100kg級、100kg超級

 

    ≪女子(6階級)≫

  • 48kg級、52kg級、57kg級、63kg級、70kg級、70kg超級

 
この中から、何個のメダルが取れるのでしょうか?
 

パラリンピック柔道の競技ルール

 
パラリンピック柔道のルールは、技判定の大半が一般の競技に準じています。変更の部分は、試合開始の体勢でしょうね。
 
 
一般では、互いに離れた位置から試合を開始します。しかしパラリンピックの柔道は、最初から互いの襟と袖を持ち組み合った状態で始めるのです。選手の両手が離れてしまった時は試合開始の位置に戻って、組み直すというルールになっています。

このように常に組み合った状態で競技が行われるため、試合開始直後から技の応酬が続くことが多いです。


 
 
試合開始後数秒で勝負が決まることも珍しくありません。このスリリングな展開をさらに促す要素として、残り時間のカウントの方法があるのです。というのも、一般競技では選手同士が離れても時計が進みます。

しかしパラリンピック柔道は、選手が組んでいない間は時計が止まるのです。試合時間フルで組み合い続けるので、迫力ある場面が多くなりますね。
 
 
また全盲の選手は柔道着の両袖外側に、赤い円形の印(直径7㎝)を縫い付けることが義務付けられます。これは全盲の選手であることを主審が一目で認識できるように、介助を受けられる目印のような措置です。
 

パラリンピック柔道の日程

 
2020年に開催される東京パラリンピック柔道は、日程が決まっています。予定を記載しておきますね。
 
 
【柔道】

8/258/268/278/288/298/308/319/19/29/39/49/59/6
          
【8月28日】
決勝
10:30 – 13:30
16:30 – 19:00
【8月29日】
決勝
10:30 – 13:30
16:30 – 19:00
【8月30日】
決勝
10:30 -14:30
17:30 – 20:30
場所:日本武道館

 
開催場所は、武道の聖地である日本武道館!好成績が生まれることを願います。
 

パラリンピック柔道の見どころ

 
パラリンピック柔道の大きな見どころは、やはり一本勝ち狙いの大技や力技がダイナミックに繰り出されることでしょう。

常に組んだ姿勢で試合が進むため、一般の柔道よりも早く力強い試合展開になります。試合全体の約60%くらいが一本で勝負が決まるというデータもあるようです。

なお組んでから試合が始まるとは言え、組む段階で「どの部分を掴むか」「どちらの手で袖(または襟)を掴むか」駆け引きが始まっています。そこに着目して見るとより、興味深く観戦できると思いますよ。

柔道着
 
 
また選手が目を通して視覚で得られるべき情報(=試合の残り時間等)をコーチが声を出して教示しても良いこととなっているので、チームワークが勝敗を分けることもあります。これもまたパラリンピック柔道ならではと言えるでしょう。

さらに見どころと感じるのは、全力で競技に臨む選手たちの勇気や精神力の強さです。障害を有する選手が様々な問題に負けることなくスポーツに全力で真剣に取り組む姿は、大きな勇気と感動と生きる力を与えてくれるのでしょうね。
 

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柔道をしたことがある管理人の意見とは?

 
私は19歳の時に車の事故で首の骨を折り、頚髄を損傷して車椅子で生活しています。健常者の時は小学3年から高校3年まで野球をしていたのですが、その前の小学1年から3年まで柔道をしていました。親戚に指導者がいたので、仕方なくだったんですがね。

しかし柔道を行うことにより、幼いながらも礼儀作法をならいました。

格技場
 
 
礼に始まり礼に終わると言い、立ち姿勢や立礼、正座などもそうです。こんなことは、誰も教えてくれませんからね。これは人と社会で交わるうえで、重要なポイントになります。

技を繰り出して戦うことも重要ですが、こういった礼儀作法を習うことで人として成長できるのだと思いますね。そう考えると柔道というスポーツは障害がある無いに関係なく、精神をも鍛えてくれるのです。
 
 
パラリンピック柔道は、視覚障害者だけができるスポーツで、車椅子ユーザーの私にはできません。どうしても立ち技や寝技が基本になるから。また締め技といった生死にかかわる内容もあるため、健常者に近い方でないと難しい競技だからです。

柔道は、日本古来の柔術に改良を加えた武道になります。今回この記事を書いて日本の文化は礼儀作法が基本であるとわかり、改めて素晴らしい国であると誇りに思いました。
 

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まとめ

 


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2020年パラリンピックの柔道競技は、3日間になっています。大会期間中に、どのような成績が生まれるのでしょうか?今から楽しみですね。
 
 
 

まっつん

はじめまして、頚髄損傷者のまっつんです。

健常者から障害を持つようになり、車椅子で生活していることでの感じた考えを綴ろうと思います。

共感していただければコメント欄からどしどし書き込んでもらえると幸いです。

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