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2020パラリンピックの自転車競技と日程!選手のクラス分けとは?

パラリンピック

 
 
障害者の自転車競技を見たことがありますか?障害にあわせて、いろいろな形の自転車が存在するのです。私は車椅子ユーザーですが、こんな障害者スポーツがあるんだと新たに発見できて驚いていますよ。
 
 
今回は障害者の自転車競技について、詳しく解説します。後半には、実際に体験している当事者を取材してみました。それではいってみましょう。

 

 

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2020パラリンピック自転車競技とは?

 
まずは動画で、障害者自転車競技を見てみましょう。ハンデがあるのに頑張る姿は、素晴らしいです。

【公式】PARA☆DO!<#59藤田征樹選手>

 
 
障害者の自転車競技種目は別名でパラサイクリングと言い、屋外の道路を使用する「ロード」とベロドロームと呼ばれる傾斜(バンク)のついた自転車競技専用走路を使用する「トラック」の、2つに大別されます。

ロード種目にはロードレースとタイムトライアルの2種目があり、最大で100km程度の距離で走行するのです。トラック種目には個人追い抜き(パシュート)・タイムトライアル・スプリントの3種目があり、500mから数km程度の比較的短い距離を走行します。

また、競技の公平を期す観点からそれぞれ障害の種類によって、各クラスに分けて競技が行われるのです。
 

    ≪Cクラス≫

  • 切断・麻痺等による四肢及び体幹の障害を持つ選手を対象とするクラス
  • 競技用二輪自転車を使用するが、障害の程度や特性に応じ、一定の範囲内でハンドルやペダルの改造が認められている

 

    ≪Tクラス≫

  • 主に脳性麻痺等による体幹に重度の障害を持つ選手を対象とするクラス
  • 三輪自転車(トライシクル)を使用
  • 実施はロード種目のみ

 

    ≪Bクラス≫

  • 視覚障害を持つ選手を対象とするクラス
  • 二人乗り自転車(タンデム自転車)を使用
  • 前席に健常者(=パイロット)が座ってハンドル操作を担当し、後席に座る視覚障害者(=ストーカー)とともに競技を行う
ストーカー - 機関車の燃料である薪をくべる火夫が原義。ここでは自転車に駆動力を伝えるもの。

 

    ≪Hクラス≫

  • 下肢の障害を持つ選手を対象とするクラス
  • 手で漕ぐハンドバイク(ハンドサイクルともいう)を使用
  • 障害の程度によっては仰向けに寝た姿勢で漕ぐタイプのハンドバイクの使用も可
  • 実施はロード種目のみ

 
さらにBクラス以外の各クラスの中では、障害の程度に応じた細分化がなされます。

例:C1クラス、T2クラス等。数字が小さいほど障害が重い)

 

2020パラリンピック自転車競技の日程?

 
障害者の自転車競技はなんと2020年に開催の東京パラリンピックで、正式種目となっています。開催日の発表がありましたので、以下に記載してみますね。
 
 
【自転車競技】

8/258/268/278/288/298/308/319/19/29/39/49/59/6
     
トラック

伊豆ベロドローム

【8月26日】
決勝
10:00 – 18:15
【8月27日】
決勝
10:00 – 19:30
【8月28日】
決勝
10:00 – 19:50
【8月29日】
決勝
10:00 – 13:30
ロード

富士スピードウェイ

【9月1日】
決勝
8:00 – 17:15
【9月2日】
決勝
9:30 – 17:05
【9月3日】
決勝
9:30 – 16:45
【9月4日】
決勝
9:30 – 16:45
場所:伊豆ベロドローム・富士スピードウェイ

 
伊豆ベロドロームは静岡県の伊豆市。富士スピードウェイは、静岡県駿東郡小山町にあります。予定の参考にどうぞ~。
 

パラリンピック自転車競技を支えるスタッフ

 
障害者の自転車競技を支えるスタッフは、次のような人たちがいます。
 

    【メカニック】

  • 競技で使用する自転車の調整や整備、修理等に従事

 

    【義肢装具士】

  • 競技参加に必要な義手や義足等の作成及び調整に従事

 

    【トレーナー】

  • 選手のフィジカルケア及びメディカルケアに従事

 

    【テクニカルコーチ】

  • 競技に関する技術面の指導やアドバイスに従事

 

    【サポートスタッフ】

  • 人員や自転車等の移動や輸送及びロードレースにおける給水等の幅広い支援に従事

 
たくさんの人たちの協力のもとで、競技が出来ているのです。
 

障害者用自転車の特徴

 
障害者の自転車競技の特徴は、健常者のタイプと違って特殊になります。というのもハンデがあっても対応できるように、利用しやすい形に作られているのです。速度を追求する競技用の自転車と異なり、安全性を高める具体的な工夫点があります。
 
 
改良点は以下のとおりです。

三輪車
 
 

    ≪工夫店・改良点≫

  • 自転車を三輪にする(あるいは補助輪を付ける)
  • ガイドバーやステアリングバーを設けて身体機能低下による不安定性をカバーする
  • 背もたれやヘッドレストの設置により頸部や体幹の支持性を向上する
  • 下肢の内転パッド設置により両下肢どうしの衝突や過度な摩擦を防止する
  • 乗降しやすい低床タイプのデザインを採用することにより転倒を防止する

 
形を見ているだけでも、楽しめますよ。
 

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障害者で自転車に乗った当事者を取材してみた!

 
障害者の自転車競技があることは、理解できたと思います。利点として言えるのは、障害を持つ人が自転車を使用することで運動に繋がるのです。
 
 
その内容がこちらになります。
 

  • ペダルを漕ぐことで、必要な筋肉が付く
  • 体幹を安定させる腹筋や背筋の筋力が付く
  • ペダルをこぐことで、バランス感覚が養える
  • 行動範囲の拡大が期待できる

 
このような効果があるのです。
 
 
さらに精神的にも違いがあります。

リラックス効果
 
 
実際に視覚障害者の知人でタンデム自転車を体験された方がいるので、どのような気持ちになったか聞いてみました。

≪タンデム自転車とは≫
別名で二人乗り自転車で、前に健常者のパイロットと呼ばれる選手、後ろにストーカーという視覚障害者の選手が乗る。

 
その内容がこちらです。
 

  • 風を切って走る爽快感がある
  • 外の空気が気持ちよく、開放感がある
  • 様々な外の匂いがして、リラックスできる

 
視覚障害者の方は目にハンデがあるので、見えない不安からストレスがたまるようです。その分タンデム自転車は前に健常者が乗って運転するので、後ろに安心して乗れるようですよ。だからいろんな感情が感じ取れるみたいです。
 
 
確かに不安にならずのびのびと行動することによって得られる爽快感や開放感は、気持ちいいですからね。障害者の自転車競技は、最高なスポーツなのかもしれませんね。
 

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まとめ

 


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障害者と自転車は趣味にもなるし、運動するキッカケに繋がるスポーツです。もし機会があれば、挑戦してみるのもいいかもしれませんね。爽快感を味わえますよ。
 
 
 

まっつん

はじめまして、頚髄損傷者のまっつんです。

健常者から障害を持つようになり、車椅子で生活していることでの感じた考えを綴ろうと思います。

共感していただければコメント欄からどしどし書き込んでもらえると幸いです。

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