頚髄を損傷すると、感覚が無くなるのをご存知ですか?健常者の方にとっては想像もつかないことでしょうが、神経が切れるからなんです。と言っても、完全損傷の場合なんですがね。^^;
今回は頚髄損傷の私が、自分自身の体をもとに感覚が無い事実をお伝えします。後半には、生活して感じたデメリットも書いていますよ。それではいってみましょう!
頚髄損傷はどの部分の感覚が無くなるの?
頚髄損傷者には、完全損傷と不全損傷の2通りがあるのです。
過去に、詳しく書いた記事があります。お時間がある際にでも、お読みいただけるとありがたいです。^^
今回の記事で書かせてもらうのは、私の体をもとにした完全損傷でC6-Aレベルになります。ご了承願いますね。
私は胸から下の感覚が、まったく無いのです。詳しく言うと、画像の黒い部分が感覚の無い箇所。触られても、全くわかりません。
手の指も小指と薬指は、感覚がありません。ということは、画像の黒い部分に傷を作ると厄介なのです。
次の章ではその理由について、詳しくお伝えさせてもらいます。
頚髄損傷の感覚が無いと出来やすいモノとは?
健常者のときは映画館で2時間以上にわたって座っていれば、お尻が痛くなりました。これは感覚があるから、そう感じたのです。
ただ頚髄の完全損傷者は、画像の黒い部分の痛みがわかりません。知らずに長時間座っていると、皮膚が圧迫されて壊死します。褥瘡(床ずれ)と呼ばれる傷が、できやすい体になるのです。
ここで頚髄損傷者は、なぜ褥瘡を作ってはいけないのか?以下の理由があるのです。
- 傷を浮かしていないと治らない
- 擦れるたびに悪寒がする
- 完治するのに時間がかかる
結果的に車椅子に乗ることが、出来ない場合もあります。さらに感覚が無いと、もっと困る内容が出てくるのです。次の章では私が体験したことをもとに、お伝えさせていただきますね。
頚髄損傷の感覚で痛みが無いデメリットとは?
実をいうと私は、過去に足の大腿骨を骨折したことがあります。車椅子から転倒して折れても痛みが分からず、知らずにラーメンを食べていました。足が腫れて気付いたのですが、こんな感じで症状が出ないとわからないのです。
痛みさえあれば早急に病院に行くなどの対処はできますが、腫れ上がるまでに時間がかかりますということは、命に係わる傷を負っても気付かず手遅れになるかもしれません。
つまり怪我しないように、気配りが必要になってくるのです。
頚髄損傷者は熱いという感覚はあるの?
感覚がない部分は、熱さも冷たさもハッキリわかりません。湯呑を両手で持ち上げ、知らず知らずに何回も手のひらの皮が水膨れになったことか。
症状が出てはじめて熱かったと、気付くことが多々あります。注意しないと、火傷をすることになるのです。
火傷すると治るのに時間がかかりますから、細心の注意をはらっています。症状が出て初めて気付くので、何事にも気をつけなくてはいけませんよ。
さらに暑いのや寒いという、体温調節にも影響があります。過去に詳しく書いた記事があるので、時間がある際にでもお読みいただけるとありがたいです。^^
このように、感覚があるのと違って無いのは非常に管理が難しくなります。気を配る必要があるのです。
参考にしていただければ、書いた甲斐があります。^^
まとめ
今回、頚髄損傷と感覚について、自分の体をもとにお伝えしました。
怪我した本人は障害を持ったことで、非常に落ち込んでいます。むやみに励まさないよう、配慮が必要だと思いますね。
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- 頚髄損傷はどの部分の感覚が無くなるの?
- 胸から下の感覚が無くなる
- 頚髄損傷の感覚が無いと出来やすいモノとは?
- 褥瘡(床ずれ)ができやすい
- 頚髄損傷の感覚で痛みが無いデメリットとは?
- 症状が出るまで時間がかかる
- 頚髄損傷者は熱いという感覚はあるの?
- 感覚が鈍い
頚髄損傷者になって思うのは、感覚が無くって不便なことが多く感じます。ただ時間がすべて、解決してくれるのです。
応援していますね。^^
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