全国障害者スポーツ大会2019はどこで開催されるのかご存知ですか?私自身、障がい者スポーツ指導員なので熟知しているのです。昨年の福井大会は晴天に恵まれ、無事終えることができました。
そこで今回は、健常者から障害を持って長い私が障害者スポーツ大会についてお伝えしたいと思います。後半には、もしかしたら代表になって出られるかもしれない方法が記載してありますよ。あなたも、挑戦されてみてはいかがでしょうか?それではいってみましょう。
全国障害者スポーツ大会2019 どこで開催?
私は19歳の時に車の事故で首の骨を折り、頚髄を損傷して車椅子に乗っています。健常者時は小学校3年から高校3年まで野球をしていたこともあり、根っからの体育会系男子です。現在は車椅子ツインバスケの選手で、さらにチームの代表も任せられています。
また障害者スポーツ指導員の資格も持ち、数々の障害者スポーツ運営に協力していますよ。今年から、県障がい者スポーツ指導者協議会の事務局長も任せられました。
ところで全国障害者スポーツ大会と聞くと、どんな全国大会なの?と思う方もいるでしょう。簡単に言えば、国体の障害者バージョンです。
もともとは、2つの障害が別々に開催されていました。
- 全国身体障害者スポーツ大会
- 全国知的障害者スポーツ大会
2001年から統合した大会となって、健常者の国体終了後に開催されています。
ただ大会目的が、通常とは違ってくるのです。
- 【全国障害者スポーツ大会の目的】
- 障害のある人々の社会参加の推進
- 国民の障害ある人々に対する理解を深める
健常者の国体とパラリンピックは、成績が重視です。
基本的な目的が成績ではないのです。ですから国体に出たことがある脳性麻痺の選手がこんな事を言っていました。
「陸上だと、全国レベルの成績でない限り一度出場してしまえば再度出してもらえない。」
競技によって違うのでしょうが、多くの障害者を出したい各自治体の思いがそんな方針になっているのではないでしょうか?当事者としては、ありがたい話です。^^
ところで全国障害者スポーツ大会2019は、いつ、どこで開催なのでしょう?
今年はこちらになります。
- 【全国障害者スポーツ大会2019】
- 日程:2019年10月12日(土)~14日(月)
- 場所:茨木県(ひたちなか市・つくば市・日立市・水戸市・取手市・常陸太田市・結城市・神栖市・龍ケ崎市・牛久市)
ちなみに健常者の大会は、2019年9月28日(土)~10月8日(火)。
競技の数や参加人数も違いますし、日程も全11日間と長くなるのです。
では全国障害者スポーツ大会の競技種目は、何があるのでしょうか?
全国障害者スポーツ大会2019 競技種目は何?
スポーツマンにとって全国大会と聞けば、手に入れることのできない敷居の高い存在です。私自身、健常者の時は野球をしていましたから、国体がどれほど狭き門であるかはよくわかります。
ただ全国障害者スポーツ大会は、健常者の大会程、種目が多くないのです。ちょっとまとめてみました。
- 陸上競技(すべての障害者が対象)
- 水泳(すべての障害者が対象)
- アーチェリー(すべての障害者が対象)
- サウンドテーブルテニス(聴覚障害者が対象)
- 卓球(すべての障害者が対象)
- フライングディスク(すべての障害者が対象)
- ボウリング(知的障害者が対象)
- バスケットボール(知的障害者が対象)
- 車いすバスケットボール(身体障害者が対象)
- ソフトボール(知的障害者が対象)
- グランドソフトボール(聴覚障害者が対象)
- バレーボール(聴覚・知的・精神障害者が対象)
- サッカー(知的障害者が対象)
- フットベースボール(知的障害者が対象)
障害者スポーツの13という数は、健常者の国体競技数が37に対し非常に少ないです。
冒頭でお伝えした通り、私は車椅子に乗っています。障害を持ってからは、車いすツインバスケを行っていますが、残念ながら国体の正式種目ではありません。
全国の都道府県の中でチームがない県が、いくつかあるからという理由なんですがね。実際にプレーしているだけに、非常に残念です。
国体にない障害者スポーツをしている場合は、出られないのでしょうか?
全国障害者スポーツ大会2019 出場するには?
車椅子ツインバスケは全国大会があります。だけど、国体に出てみたい!また、全くスポーツ自体していなくても、多くの人が集まる大会に行ってみたい方もいるでしょう。
2者の場合、出場する方法がこちらになります。
- 陸上競技で好成績を残して出るのです。
実を言うと、毎年の春に各都道府県で国体に出場する人を選考する、県障害者スポーツ大会(陸上競技会) が開催されます。
写真は、昨年の5月20日に私が住んでいる県で行われた障害者スポーツ大会の開会式前の様子ですね。午前中は曇っていたんですが、午後からは青空になって良い天気でした。こんな広い場所で開催されますので、雰囲気を味わっていただければ幸いです。
開催日程や申込期限は、各都道府県によって違ってきます。今年の出場資格と申込期限、開催日時がこちらです。
2019年は終了したので、2020年の参考にどうぞ。
- 【出場資格】※平成31年4月1日現在
- 13歳以上の身体障害者並びに知的障害者
- 県内の居住者(但し、県外居住者で県内の特別支援学校に在籍、施設に入所・通所を含む)
- 【申込期限】
- 2019年4月19日(金)
- 【開催日時】
- 2019年5月19日(日)《小雨決行》9:00~15:00
もし来年以降の大会に出たいのであれば、毎年の3月上旬に各市町村の福祉課に問い合わせてみるのがいいです。学校や施設に入所の場合は、先生や施設職員に聞けばいいですよ。
申し込んで競技に出れば、国体に出場できるチャンスを得られるのです。
ちなみに陸上競技の種目なんですが、まとめるとこれだけあります。
- 競走競技(50m,100m,200m,400m,800m,1500m,スラローム,4×100mリレー)
- 跳躍競技(走高跳,立幅跳,走幅跳)
- 投てき競技(砲丸投,ソフトボール投,ジャベリックスロー,ビーンバッグ投)
基本的に1人1種目となりますが、競争競技+投てき競技という2種目の選択もすることができますね。
私の所属するバスケチームでは、選手が住んでいる各市町村に個人で申し込み出場するようにしています。出会いもあるので、気分転換になりますからね。もし頚髄損傷者が出たいのであれば、50m走・ビーンバッグ投に出られますよ。
私の場合は障害者スポーツ指導員なので、競技に出なくても大会協力として毎年参加しています。写真は、今年の大会で整列係を行っているときですね。カラッとした気候で、気持ち良かったです。^^
今年、申し込んでいないのであれば来年は出場していただければ幸いです。新たな発見もあり、いい刺激になりますから♪
まとめ
今回、全国障害者スポーツ大会について私の経験をもとにお伝えしました。いかがだったでしょうか?
チャレンジすると、世界が変わりますよ。^^
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- 全国障害者スポーツ大会2019 どこで開催?
- 今年の大会は、茨木県内の各競技場で開催される
- 全国障害者スポーツ大会2019 競技種目は何?
- 陸上競技(すべての障害者が対象)
- 水泳(すべての障害者が対象)
- アーチェリー(すべての障害者が対象)
- サウンドテーブルテニス(聴覚障害者が対象)
- 卓球(すべての障害者が対象)
- フライングディスク(すべての障害者が対象)
- ボウリング(知的障害者が対象)
- バスケットボール(知的障害者が対象)
- 車椅子バスケットボール(身体障害者が対象)
- ソフトボール(知的障害者が対象)
- グランドソフトボール(聴覚障害者が対象)
- バレーボール(聴覚・知的・精神障害者が対象)
- サッカー(知的障害者が対象)
- フットベースボール(知的障害者が対象)
- 全国障害者スポーツ大会2019 出場するには?
- 各都道府県で開催される障害者スポーツ大会に出て好成績を残す
毎年の3月はじめに各都道府県の障害者スポーツ協会HPをチェックし、確認する方法もありますよ。県障害者スポーツ大会の案内が、出ていますから。
来年はぜひ出場してみませんか?障害と向き合う切っ掛けが、掴めるかもしれませんよ。私がそうでしたからね。^^
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