車椅子ユーザーは外食時に困ることがあるのをご存知ですか?私自身が当時者だから知っているのです。だから、気を付けたいことは熟知していますよ。
今回は健常者から障害を持った私が、車椅子ユーザーのレストランでの外食時に困る内容についてお伝えしたいと思います。後半には、行ったことがない場所でも確認できる画期的な方法を掲載していますよ。それではいってみましょう。
車椅子とレストラン 外食で困ることとは?
私は19歳の時に車の事故で首の骨を折り、頚髄損傷者となったのです。現在は車椅子で生活しているのですが、健常者のときと違って外に出る機会が減りました。だからたまの外出は、メチャメチャ楽しみですね。
その中でも外食は格別な存在になります。が、下の3つが心配なのです。
- 駐車場の問題
- 席の問題
- トイレの問題
1つ1つ見ていきましょう。
車椅子とレストラン 駐車場で困ることとは?
私の住んでいる場所は富山県ですが、ハッキリ言って公共交通が発達していません。地下鉄みたいに数分に1本来るありがたい乗り物がないので、車が移動手段になってしまいます。
そのため外食に行く際にまず困るのが、車椅子用駐車スペースがないレストランです。
どうしても車から車椅子に乗降する際、ドアを全開にしなくてはなりません。通常の駐車スペースですと、隣の車にドアがぶつかってしまうのです。だから車椅子用駐車スペースがない場合は、一番端っこに停めれば隣に車が止まらないので好都合になります。
もしくは、一緒に行く友人や知人の車を隣に停めれば車椅子の乗降に楽です。写真は、某レストランに行った際に撮ったもの。左の軽四は学生さんの車ですが、ドア全開にしたあと枠内の端に寄って停めてもらいました。
これだと車が代わることもないし、ドア全開で乗降がいつでもできますよ。これは、車椅子に移った直後です。
次の章からは店内について、お伝えさせていただきますね。
車椅子とレストラン 席で困ることとは?
私は手足に障害があるので、一人で椅子に移動することができなく車椅子に乗ったまま食事になります。そのためカウンター席しか無いお店の場合は、食べられないのです。
写真のような場所であれば、椅子に乗り移りもできないので諦めるしかありません。
食べられない時の絶望感は、たまの外食なだけに半端なく大きいですからね。^^;
下写真のようなテーブル席があれば、カウンター席とは違って安心して食事ができます。
ただ天板を支える棒が邪魔になったり、下の鉄板の厚みで奥まで突っ込めないこともあるのです。その場合は、端っこに座ったり体勢を変えたりと、自分に都合よいポジションにすればなんとか食べることができます。
お店側の都合もあるでしょうが、テーブル席が多くなることを願いますね。
車椅子とレストラン トイレで困ることとは?
お店に長居するとなれば、用を足したくなることもあるでしょう。となると、車椅子で利用できるトイレの存在が心配になります。写真は、ココスの店舗にあった車椅子用トイレの入口ですね。
私の場合は普段から尿取りパットを持ち歩いているので、最悪でも普通のトイレスペースでもできます。下の写真の状態でパット内に自己導尿すると尿が固まるので、2回分まで用を足せますよ。すぐ捨てる行為をしなくて済み、比較的安心です。
しかし女性の車椅子ユーザーは私のような男性と違い、そのようにいきません。
だから、車椅子用トイレの存在が必須となるのです。お店の立地面や敷地面の問題もありますが、誰でも使用できるトイレ設置の店舗が増えて行くことを願うばかりですね。
すべてのお店がバリアフリー化するまでは、まだまだ時間がかかります。そこで、ある部分をチェックすると車椅子で利用可能のお店か判断できるのです。意外と知られていないので、次の章でその内容についてお伝えさせていただきますね。
車椅子とレストラン 利用可能か判断する方法とは?
お手軽に見分けると言いましたが、すべての車椅子ユーザーに知られていないかもしれません。
その判断する方法が、店先に存在する車椅子用駐車スペースです。
私がこれまで経験した上で言えるのは、設置されているお店の店内が下のようになっています。
- 車椅子ユーザー専用の席がある
- 車椅子ユーザーでも使用可能な多目的トイレがある
- 店員さん自体、車椅子ユーザーの対応に慣れている
1つの目安として考えてもらえればと思います。
さらに不安を解消するために確認する方法がこちらです。
- お店のホームページをチェックする
- 利用する店舗へ事前に電話して聞く
ホームページをチェックしておけばバリアフリーなのか表示されている場合があり、お店の情報もわかります。直接電話をして聞けば、たとえ入口に階段があって入りにくいとしても、もしかすると手伝ってもらえるかもしれません。
写真は学生さんとびっくりドンキーに行った際、店員さんが乗降介助を手伝ってくれた瞬間です。親切な方でありがたかったですよ。^^
忙し時間帯は無理でしょうが、お願いしてみるのも手です。車椅子ユーザーが行くことを伝えておけば、お店側も心の準備ができると思いますよ。
車椅子とレストラン 更に安心できる方法は?
さらにパソコンやスマホを使い、簡単にお店の確認をする方法があります。その内容が、Googleマップのストリートビューという機能を使い付近の外観を調べておくのです。
上記の章で、車椅子用駐車スペースの写真を掲載しました。ココス 砺波店だったのですが、Googleマップのストリートビューを使うと上の画像のように見えます。お店の外観を知っておくだけで、十分安心につながると思うのです。
使い方ですが、下記に掲載しておきますね。
⇩をクリックし、住所を打ち込む(富山県砺波市宮丸 宮丸130−1)。
⇩右下にある人のマークをクリック
⇩青い線上をクリックすると、ストリートビュー風景を見ることができます。
ここまで外観がわかれば下の内容も確認でき、安心に繋がりませんか?
- 車椅子駐車スペースの存在
- 入口段差の有無
そして店内情報も電話で聞けば完璧ですね。
こうやってみると何かといろんな方法があり、事前に知り得ることができるのです。色んな情報を活用し、車椅子ユーザーと楽しく食事ができるよう祈っております。
まとめ
今回、車椅子ユーザーがレストランで外食する際について、私の経験をもとにお伝えさせていただきました。いかがだったでしょうか?
気持ち良く食事ができれば、さらに美味しく感じると思いますよ。
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- 車椅子とレストラン 外食で困ることとは?
- 車椅子用駐車スペースがないと困る
- テーブル席が無く、更にカウンター席や固定椅子の場合が困る
- 車椅子ユーザーが使用できないトイレの場合が困る
- 車椅子とレストラン 利用可能か判断する方法とは?
- 店先にある車椅子用駐車スペースの有無
- お店のホームページをチェックする
- 利用する店舗へ事前に電話して聞く
- 車椅子とレストラン 更に安心できる方法は?
- Googleマップのストリートビューでお店の外観を調べておく
前もってのお店チェックは、必要不可欠になります。車椅子ユーザーと楽しい時間を過ごし、共有してもらえれば幸いです♪
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