障害者という言葉を英語で表現すると?日本ではハンデを持つ人を、障害者と呼びます。呼び方に賛否両論ありますが、「しょうがいしゃ」と言いますよね。海外ではどうなのでしょうか?
今回は障害者と英語について、詳しく解説します。英語繋がりということで、外人さんと突然の会話でも役立つ情報を、記載してみました。それではいってみましょう。
障害者を英語で表現すると?
英語では障害者について、いろいろな呼び方があるようです。
過去に日本語の言い方や表記について書いた記事があるので、お時間がある際にお読みいただけるとありがたいです。
以下に障害者の英語表記と読み方を一緒に記載してみますね。
- Handicap(ハンディキャップ)
- disability(ディスアビリティ)
- challenged(チャレンジド)
- selfadvocait(セルフ・アドボケイト)
- suvivor(サバイバー)
障害者という1つの言葉に対して、日本語より多くの呼び方があるのが驚きです。
ではどのような意味があるのか、ひとつひとつ見ていきますね。
Handicap(ハンディキャップ)とは?
この言葉は、一番なじみがあるのではないでしょうか。だけど障害とジャーナリズムに関するナショナルセンターが1992年に発表した、「メディアにおいて障害を表現する際のガイドライン」では勧められていません。
実際にhandicapという言葉を用いず、disabilityという言葉を使用することが推奨されています。
なぜかというとcap in hand(手に帽子を持つ)、すなわち物乞いを連想させてしまうからなのです。
handicapの語源は、17世紀半ばイギリスのロンドンでhand in cap(帽子の中に手を入れる)という強弱の差をあらかじめ調節したゲーム。そこから言葉が誕生したようですね。
Disability(ディスアビリティ)とは?
最近では、このdisabilityという単語が多く用いられます。
Persons with disability(障害を持った人)という使われ方が多いのです。この言葉は障害でなく人という意味の単語を先に持ってくるので、モラル的に正しいと考えられているためになります。
Challenged(チャレンジド)とは?
1991年に米国の日刊紙が障害者を表す表現として使用して以来、急速に普及した単語だと言われています。現在では、新聞などで日常的に用いられることが多い表現法です。
Selfadvocait(セルフ・アドボケイト)とは?
あまり聞きなれない言葉だと思いませんか?Advocateが擁護するという意味なので、自分を擁護する人という意味があるようです。アドボカシーという言葉なら、分かりやすいと思います。
権利擁護などの意味で使われる言葉。
国連の障害者権利条約の議論の中でも取り上げられたことがあるのです。
Survivor(サバイバー)とは?
近年、障害者を表すために使われ始めた単語のようで、「生存者」という意味です。何やら無人島で生きるときに使われるような感じがします。ほんの10年前なら確実に死んでいたような病気や事故を経て生き残ったという意味合いです。私のような中途障害者が言われるようですよ。
現在では障害者団体としても、Landmine Survivors Networkなどの国際的な団体が、survivorという単語を使用しています。
障害者と英語について友人を取材してみた!
申し遅れましたが私は19歳のときに車の事故で首の骨を折り、頚髄を損傷して車椅子で生活しています。障害を持ってからは車いすツインバスケという障害者スポーツを、趣味と健康のために行っていますよ。
チーム内で地域おこしにかかわっている友人がいるのですが、先日、地域内に住むカナダ人と交流があった内容を語ってくれました。
というのも友人は英語が全く話せないので、困ったそうです。困っていると、一緒にいた市の職員が便利なアプリを教えてくれたそうです。その名も、UDトーク!なんと日本語を言うだけで、英語に変換して話してくれるようなのです。とても便利だと言っていました。
動画がありましたので見てみましょう。
これさえあれば、どこの国に行っても困りませんね。友人はこの他にgoogle翻訳も使い、会話に頑張ったと言っていました。
ちなみにカナダは英語圏でカナダ英語と言われ、障害者も同じように表現されます。
このように現在ではいろんなアプリがあるので、他国の人との会話も不自由なくできるのです。これこそコミュニケーションのバリアフリー化が、進んできている証拠ではないでしょうか?
嬉しいのもありますが、驚きの方が大きかったです。私もグローバル化を目指し、前に進もうと思いました。
まとめ
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以上のように障害者を英語で表現する言い方は、いくつかあることがわかったと思います。どの言葉を使用したらよいのか、また適切なのかを判断する必要がありそうですね。日本もいずれさまざまな呼び方が誕生するかもしれませんね。
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