体温調節ができない頚髄損傷者は、冬の寒さがムチャクチャ辛いのです。私は今まで寒さ対策についていろいろ試してきたつもりですが、本当に悩まされましたよ。だけど、いくつか分かった点があるのです。
そこで頚髄損傷者の私が、冬場の体温調節での、
- 厚着は良いの?
- 寒さ対策に欠かせないものとは?
- 頚髄損傷者の冬場の外出時はどうしているの?
を、経験にもとづいてお教えします。
参考にして頂ければ書いた甲斐がありますし、嬉しい限りです。o(≧▽≦)o
頚髄損傷と体温調節 冬場の厚着は良いの?
頚髄損傷者でも会社勤めや無職と言った風に、さまざまな人がいます。ということは、いろんな環境で過ごすことになるのです。
私はWEB事業の個人事業主のため、部屋が仕事場になっています。その関係からこの記事は、冬場に自宅で過ごすときの防寒対策についてお伝えさせていただきますね。紹介する内容を知っておけば外出する際に応用が利くので、安心できると思いますよ。
それにしても、冬の朝と晩って冷えが強くなります。私は寒くなると真っ先に部屋のエアコンを暖房にし、温かくしますね。また人によって、何枚も重ねて厚着をするでしょう。
ただたくさん着るのは、以下のようにデメリットが存在しているのです。
- 動き辛くなる
- 着替えに手間がかかる
腕を曲げたり伸ばしたりするのが、出来にくくなってしまいます。実際に私は過去に厚着が原因で、車椅子から転倒した事があるのです。体の位置を直す際やバランスを崩しそうになった時、写真のようにして体制を整えます。
要は、車椅子の後ろにある手押しグリップに腕を引っかけて腰を左右に振って立て直すのです。
しかし、厚着をしていると腕が太くなります。そのためにグリップを引っかけそこね、体勢を崩して転倒したんです。このように、ちょっとした厚着で危険な場面に出くわすかもしれませんよね。
また何枚も重ねることで、着替えを手伝ってもらっても時間が必要になって大変です。だけど私は長年の経験から、寒さ対策に欠かせない手軽なものを知り得ました。つぎの章ではその内容について、お伝えさせていただきますね。
寒さ対策に欠かせないものとは?
私は寒さ対策でセーターやトレーナー、ハイネックのシャツと、いろいろ試してきました。中でも、頚髄損傷者が欠かせなくなる一番のものを確信したのです。
それが、「ユニクロのヒートテック」になります。
ユニクロと東レとの共同開発で誕生した、薄くて保温性が非常に高い肌着。
着心地と言えば、着た瞬間から密着感があって温かいです。
というのも私は1つ小さめのサイズを買い、体にフィットさせます。こうすることで肌とヒートテックの隙間を無くし、保温性を高めるのです。
私の冬場対策はインナー用を地肌に着て、あとはその上からトレーナーを着ていますね。この2枚だけで、十分温かいですよ。
ちなみに薄着のメリットには、こんなことがあります。
- 着替えしやすい
- 動きやすい
また私は毎日筋トレをしていますが、ヒートテックとトレーナーだけなので厚着の圧迫感が無く、快適にできますね。その分筋肉を付けるために動いている時間も多いから、いつも体がポカポカしているのでしょうけど。
過去に筋トレについて、書いた記事があります。時間がある際にでも、お読みいただけるとありがたいです。
でも筋トレの有無に関わらず、ヒートテックは保温性に優れています。さらに最近では極暖ヒートテックというのも出ていて、性能が進歩しているのです。ぜひ今年の冬に、試してみてはいかがでしょうか?
室内での格好は、ご理解いただけたと思います。では外出時は、どうしているのでしょうか?
冬場の外出時はどうするの?
私の冬場はヒートテックが欠かせないものとお伝えしましたが、基本的にどこに行く時も、一番下に着ます。その上にセーターやトレーナーを着てフード付きのダウンジャケットだけで、十分過ごせていますね。
ショッピングや外食のように、寒い空間から温かい場所に入るのであればこれで十分です。
しかし私は車いすツインバスケットをやっているため、たまに冬場の練習があるので寒い体育館に行きます。この時はどうするのでしょう?
冬の体育館ではどうするの?
冬の体育館って行ったことありますか?本当に寒くて、素肌の出ている部分が冷え切ってしまいます。この時の状態は極寒で、練習するのが辛いですね。
そこで活躍するのが、「フード付きパーカー」です。寒くなるとフードをかぶりながら動けば、ある程度は温まります。
写真は、12月の体育館での練習で撮ったものです。この日は雪が降ってて、メチャメチャ寒かったですね。だけどパーカーのフードが風を遮り、首元を温めてくれたので耐えられる状態でしたよ。
プラスαがあるとすれば、ニット帽やネックカバーがあればいいです。この2つを活用すれば、動いている間は十分温まります。
しかし動きが止まると、一気に冷えが来ますね。そういうこともあり私たちのチームでは、冬場の練習は極力やりません。暖房の利いた体育館があればいいのですが、そんな訳にもいきませんからね。
冬場は寒い時期なので、頚髄損傷者にとって辛い季節になります。ヒートテックを十分活用し、寒い冬を乗り切りましょう。
まとめ
今回、頚髄損傷者の冬場の乗り切り方についてお答えしました。何か質問があれば、コメント頂けるとありがたいです。
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- 冬場の厚着は良いの?
- デメリットが多いので、オススメできない
- 寒さ対策に欠かせないものとは?
- 1つサイズが小さめの、ユニクロのヒートテック
- 頚髄損傷者の冬場の外出時はどうしているの?
- 一番下に、1つサイズが小さめのヒートテックを必ず着る
- 冬の体育館での練習時はどうするの?
- 1つサイズが小さめのヒートテックを着て、パーカーとニット帽をかぶる
動かないでジッとしていると、寒さが増してきます。健康のためにも、ちょっとでも運動した方がいいかもしれませんね。私が部屋でやっている筋トレ方法は手軽にできて、超おススメですよ。そうすれば、さらに体も温まりますから。
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