注意欠陥多動性障害と聞いたことあるでしょうか?心の病の1つとして、発達障害に含まれているのです。私の従姉弟にもいるのですが、特有の特徴がありました。
今回は注意欠陥多動性障害について、詳しく解説します。後半には知人の精神保健福祉士さんを取材した対処法も、記載してみました。それではいってみましょう。
注意欠陥多動性障害とは?
発達障害は大きく分けて、以下の3つにわけることができます。
- 広汎性発達障害
- 学習障害
- 注意欠陥多動性障害
過去に書いた記事があるので、お時間がある際にお読みいただけるとありがたいです。
今回は注意欠陥多動性障害について、詳しく解説しますね。
注意欠陥多動性障害は、別名でADHDと言います。
Attention deficit hyperactivity disorderの略。
言葉の通り、注意を怠るような症状がある障害になるのです。たとえば集中力が続かなかったり、衝動的に行動してしまったり。
特に社会人になってからや結婚や子育てなどのシーンなどで、この症状が出てくることもあるようです。
次の章では特徴について、さらに詳しくお伝えさせていただきますね。
注意欠陥多動性障害の特徴とは?
症状の表れ方には個人差があり、大きく3つのタイプにわけることができます。
- 不注意優勢型
- 多動性優勢型
- 衝動型優勢型
1つ1つ見ていきますね。
不注意優勢型
不注意の特徴が、もっとも強く表れているタイプです。ケアレスミスが多かったり、物をどこに置き忘れたのかわからなくなってしまう。さらに片づけや整理整頓が苦手、約束の時間を守れないなどがあります。
これらは障害ではなく、ただ単に1つのだらしない性格に捉えられることが多くなるのです。不注意優勢型は、女性に多いと言われています。
確かにこの障害を持つ私の従姉弟は女性ですし、約束の時間が守れないと嘆いていましたね。
多動性優勢型
多動の特徴が強く表れているタイプで、落ち着いてじっと座っていることができません。また静かにし続けられず、不要な行動をとってしまったり。
その他に、物事の優先順位がわからないなどがあります。こちらは男性に、比較的多くみられると言われていますね。
子どものころを思い出すと、このような症状の生徒がいませんでしたか?私の同級生に何人かいましたよ。
衝動性優勢型
衝動性は、突発的な特徴が強く表れているタイプ。たとえば結論なしに喋りつづけることや、じっとしていられず落ち着きがない状態。ルールを守ることが苦手で、大声を出すなど衝動的に行動してしまうのです。こちらも子供のころに、よく見かけましたね。
この3つの症状は、時として合併や二次障害の併発がみられる場合もあるようですよ。障害はひとつに限らないようです。
注意欠陥多動性障害の原因は?
注意欠陥多動性障害の原因は、まだはっきりとは明らかになっていません。主に言われているのが、環境的要因と遺伝的要因によるものです。
環境的要因としては、親となる養育者の離婚や無職からの貧困。さらに教育水準の低さや性的虐待。その他に睡眠不足や携帯電話の使い過ぎ。食生活も関係してきます。
遺伝的要因は脳の前頭葉の機能障害が言われており、親となる養育者の影響が大きいです。現在では後者が有力視されています。
注意欠陥多動性障害が生じる割合は成人の場合だと、全体の2.5%程度とされていますね。
もしかして注意欠陥多動性障害と思ったら?
誰でも持っていそうな、注意欠陥多動性障害の症状。ひょっとしたら私もそうなんじゃないの?と、不安になられる方もいると思います。
私の知人に精神保健福祉士さんがいるので、疑問に思った際にどうすればいいか取材してみました。言われたのがこちらです。
このサイトをクリックすると、日本地図が出てきます。後はお住いの都道府県をクリックすると、お近くの相談場所が記載されているのです。そこに自分自身の気になることを電話で伝えれば、的確にアドバイスしてもらえるようですよ。
出てくるのは、お近くの発達障害者支援センター。ここに相談すれば、簡単な診断を受けられる場合もあるようです。いきなり病院に行くのも、不安になりますからね。
またお近くのくわしい医師や専門家を、教えてもらえます。精密に調べれば障害の有無や本人の努力不足ではなく先天的であること、必要な環境づくりついて知ることができるのです。まず相談が、一番の解決方法かもしれませんね。
さいごに
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