7人制サッカーというスポーツがあるのをご存知ですか?障害者スポーツの1つで、過去にパラリンピックの正式種目になったこともあるのです。
今回は7人制サッカーについて、わかりやすくお伝えしたいと思います。それではいってみましょう。
7人制サッカー(CPサッカー)とは?
まずは動画で、7人制サッカーを見ていただけるとありがたいです。
7人制サッカーは脳性麻痺の選手によるサッカーを言い、別名でCPサッカーと呼ばれています。上記の動画は、デンマークのCPサッカー世界選手権予選大会での様子です。
英語で(大脳)Cerebral・(麻痺)Palsyの略。
7人制サッカー(CPサッカー)は1984年のニューヨーク・アイレスベリーパラリンピック大会より、パラリンピックの正式種目になりました。
しかし2020年東京大会は、残念ながら競技種目から外れてしまったのです。そのため各国は、パラリンピック種目に復帰できるように活動していますよ。
尚、IFCPFは2015年1月1日に発足し、国際大会を統括しているのです。
CPISRA(国際脳性麻痺者スポーツ・ レクリエーション協会)から独立し、1978年に設立の統括団体。
日本では2001年4月にJCPFAが設立され、2004年、2012年障害者スポーツ大会においてオープン競技に採用されています。
一般社団法人 日本CPサッカー協会(Japan Cerebral Palsy Football Association)の略。
7人制サッカー(CPサッカー)のルール
7人制サッカー(CPサッカー)のルールは、一般的なサッカーとほとんど変わりありません。
しかし障害を持った方がするので、人数や時間は変わってきます。
- 選手人数:7人(内1人はゴールキーパー)
- 試合時間:前後半の30分ハーフの計60分
- ハーフタイム:15分
- 選手交代:3回最大5人まで
またピッチ、ゴールポストの大きさは、一般のサッカーで使用するものより小さいです。その他にオフサイドルールは適用されず、片手でスローインが認められています。
以下の様な、特別ルールもあるのです。
- フリーキックはゴールから7m離れて行う
- 女性も参加可能
脳性麻痺者は障害の程度で機能に差が出るため、クラス分けはシッカリされているのです。
7人制サッカー(CPサッカー)のクラス分け
7人制サッカー(CPサッカー)は、C5、C6、C7、C8のクラスに分けられます。
- C5 - 両下肢に麻痺があるが走ることが可能
- C6 - 四肢に不随的な動きはあるが走ることが可能
- C7 - 走行可能な片麻痺
- C8 - 極めて軽度な片麻痺
また以下のように、競技が公正に行われるようにされているのです。
- チーム選手は、クラス分けを元に構成される
- 試合中は、必ずC5またはC6クラスの選手が出場しなければならない
世界的にパラリンピック以外では、アジアオセアニア選手権や欧州選手権、世界選手権など盛んに行われています。
日本チームのレベルはまだまだ低く、世界レベルの高さに驚かされます。しかし、多くの国が参加する大会で戦うことにより、日本選手がテクニックを上げるチャンスも出てくるのです。日本が世界で輝けるよう、みんなで応援していきましょう。
さいごに
今回、7人制サッカー(CPサッカー)について詳しくお伝えさせていただきました。このような障害者サッカーがあることで、驚かれたのではないでしょうか?
今後、パラリンピックの正式種目に復活することを心より願っております。
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