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夜驚症 大人の原因とは?安眠法を専門医に取材してみた!

専門用語

 
 
夜驚症という言葉を聞いたことありますか?漢字からすると夜に驚くという症状ですが、ちょっと聞きなれない言葉です。大人になってもなるのでしょうか?
 
 
今回は夜驚症について、詳しく解説します。またこの発症は、睡眠が大きく関わってくるようなのです。そこで後半には睡眠研究のスペシャリストに聞いた、安眠させるための16の方法を記載してみました。それではいってみましょう。

 

 

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夜驚症とは?

 
夜驚症は(やきょうしょう)と読み、言葉自体むずかしいですが、小さい子の夜泣きと同じものです。睡眠障害の一種になりますね。
 

夜驚症は、概ね数分から十数分間症状が続く。夢とは異なり目覚めた時に本人はそのことを覚えていないのが普通である。小学校入学前から小学校低学年の児童に見られる症状であり、高学年以上では稀である。睡眠中枢が未成熟なために起こる症状であると考えられている。

引用:Wikipedia

 
たとえば眠りについた2~3時間後に起き上がり、おびえたように泣きわめいたり。はたまた突然大きな声を出したりと、人によって違います。

泣く
 
 
パニックになっている際は家族が話しかけても反応はなく、目を覚ましても覚えていない状態のようです。

持続時間はおおむね数分以内のようですが、人によっては1時間弱とさまざま。一般的に3歳から10歳くらいの男児で神経質な子供に最も多く起こりやすく、年齢が増すにつれて頻度が低下します。

しかし大人でも夜驚症の方はみられるようです。
 

夜驚症の症状は?

 
夜驚症の主な症状は前の章でも述べましたが、さらに詳しくみていきますね。発症する時間帯は脳波でみると、ノンレム睡眠にみられます。

≪ノンレム睡眠とは≫
深い睡眠と言われる。逆にレム睡眠は浅い睡眠。

 
要は、もっともぐっすりと寝ている時間帯です。

このときの症状は睡眠中に突然恐怖でおびえたようにぎゃーぎゃー叫んだり、ベッドから飛び起きて走り回ったりしてしまいます。さらにこの状況下で脈はとても早くなり呼吸も乱れ異常に汗をかいたり、瞳孔が開いてしまったりの状態もみられるのです。

これは大人でも同じの症状で、突然大きな声を叫んでしまったり急に起きて泣き出したり怒ったりします。

突然泣く
 
 
ひどい場合には暴力をふるってしまうこともあるので注意が必要です。

私は過去に寝ぼけて大声で怒鳴っていたことがあると聞いたのですが、ひょっとするとひょっとするかも。。。
 

夜驚症の原因は?

 
大人の夜驚症の原因は、子どものころから引きずっている場合もあるのです。というのも、小さいころに夜泣きが習慣化されていた方は要注意。さらに鎮静剤の使用、不眠症のようにあまり眠れない人。

ぐっすり眠れたとしても、睡眠覚醒スケジュールの乱れや疲労のある人。身体的あるいは精神的ストレスが多い人など、夜驚症を発症する場合があります。

社会人になり睡眠不足や規則正しい生活ができない人、人間関係などによる精神的ストレス。重労働による身体的ストレスやさまざまなストレスを抱えていることも、原因になるのです。

ストレス
 
 
そういう方たちが夜に寝静まると突然大きな声をあげてしまったり、泣き叫んだりしてしまう場合もあります。大人といえど夜驚症の原因は、生活の中でも多く存在するのです。
 

夜驚症の対策は?

 
なにはともあれまずストレス軽減には、ぐっすり快適に寝ることが一番の最善策。しかしストレスフルやアルコール摂取が、ノンレム睡眠を乱してしまうのです。

そのため過度なストレスを作り出すことやアルコールの摂取は、行わないようにしましょう。難しいようであれば睡眠障害を専門に扱っているクリニックや病院の外来で、治療を受けることが良いと思います。

軽い安定剤の処方をしてもらうことも治療のひとつです。だけど薬に頼るのではなく、ゆっくりとぬるま湯のお風呂に入ったり静かな音楽を聴いたり。のんびり景色を見るのもいいでしょうね。

景色を見る
 
 
短くても自分の好きなことをする時間を作るなど生活上の工夫だけでも、身体や心の負荷を軽減させる効果があります。なるべくストレスフリーな生活を心がけましょう。
 

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睡眠研究している医師を取材してみた!

 
私は19歳のときに車の事故で首の骨を折り、頚髄を損傷して車椅子で生活しています。障害を持ってからは車いすツインバスケという障害者スポーツを、健康と趣味や生きがいのため行っていますよ。

昨年その関係から、アスリートと睡眠を研究しているドクターと知り合うことが出来ました。そしてチームの選手みんなで研究協力をしたのです。
 
 
写真は、その説明を受けているときですね。

睡眠研究の説明
 
 
といっても2週間の睡眠時間や質問事項を記入し、そのデータを送っただけなんですがね。その際に、安眠できる16の方法を教わったのです。

≪安眠とは≫
安らかにぐっすり眠ること。

 
 
その内容がこちらになります。
 

    眠る1~2時間前に入浴する
    眠る1時間前は、明るい光や画面を見ない
    お酒を飲む場合は、眠る3時間前まで
    寝室を室温16~26度、湿度50%前後に設定する
    寝室は暗く静かにする
    眠くなってから寝床につく
    眠る前に、翌朝の起きる時刻を強く念じる
    寝床の中では悩まない
    休日でも平日+2時間以内に起きる
    布団を出たら、すぐに太陽の光を浴びる
    朝食は必ずとる
    1日に1万歩あるく
    昼休みに20分の昼寝をする
    夕方に、軽い運動をする
    夕食は、眠る時刻の3時間前までに終わる
    カフェインは、夕食後とらない

実際に✓を入れることが出来るので、活用いただければ幸いです。

 
当たり前のことですが、安眠できない人は意外と上記内容をおろそかにしているのです。
 
 
寝る前にスマホを見るのはもってのほか。昼寝や運動がいいみたいですね。

私は上記の内容であれば、入浴や朝食以外の項目は全て出来ています。1万歩あるくのはできないので筋トレに置き換えていますが、毎日ぐっすり8時間は寝ていますよ。

16項目すべてを実践しなくても1つでも項目を少なくするだけで、安眠に近づけると言われていました。やはり寝ることは健康にもつながるので、上記の内容を心がけるといいのでしょうね。
 

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まとめ

 
今回、夜驚症について書いてみたんですがいかがだったでしょうか。睡眠することは何かと病気予防にもなって、良いことだとよくわかりました。昼寝や運動することは、やっぱりいいのですね。これからも続けようと思いました。
 
 
 

まっつん

はじめまして、頚髄損傷者のまっつんです。

健常者から障害を持つようになり、車椅子で生活していることでの感じた考えを綴ろうと思います。

共感していただければコメント欄からどしどし書き込んでもらえると幸いです。

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