頚髄損傷者は体温調節できないのですが、暑さ対策ってどうすればいいのかご存知ですか?毎年の暑さは、すごく辛いのです。
そこで頚髄損傷者の私が、夏に行っている体温調節の方法をお伝えさせていただきます。後半には友人に聞いた、即効性のある内容を記載してみました。それではいってみましょう。
頚髄損傷と体温調節 室内での暑さ対策とは?
私は19歳の時に車の事故で首の骨を折り、頚髄を損傷した中途障害者です。怪我した当時は健常者から障害を持ったため、半端なく落ち込みました。正直に言えば、生きていく気力さえ失いましたからね。
だけど今では車いすツインバスケという障害者スポーツ、そして良き仲間と出会え、何事もポジティブに考えて頑張れるようになれたんです。
頚髄損傷者になってからは体の麻痺だけではなく、体温調節もできなくなりました。日本には四季がありますが、気温の変化に対応する必要があり、できなければ生死に関わるのです。
その中でも大変なのが夏と冬で、逆に過ごしやすい季節が春と秋になります。激しい気温の変動もありませんからね。
ただ頚髄損傷の暑さ対策は、過ごす場所によって違ってきますよ。以前に書いた記事があります。お時間がある際にでも、お読みいただけるとありがたいです。
上記の記事内でも書きましたが、夏の体育館は暑くて蒸し風呂状態なんですよね。その中での体温調節のできない頚髄損傷者は、ホント辛いです。今回は以下から、自宅での方法を紹介させていただきますね。
ところで私の仕事はブロガーという個人事業主で、仕事場が自分自身の部屋になります。だから一般の人と同じで室内はエアコンを除湿もしくは冷房にし、ガンガンに冷やして過ごしていますよ。
ちなみに10畳の部屋に対して、14畳タイプを設置していますね。やはり間取り以上の大きいタイプの方が、短時間で冷やしてくれます。即効性のある方が、気温の上昇による体の負担も少なく済みますからね。
どうしても除湿や冷房を入れるのは、健常者の人と大きく違って早い時期です。私は5月の後半くらいから除湿設定で、過ごしていますよ。
だいたい気温22度が、エアコン稼働のボーダーラインになってきますね。というのも部屋に冷蔵庫があるため、普段から暑い空間なんです。^^;
ぶっちゃけエアコンだけでは、暑さ対策が完璧ではありません。私はさらにあるモノを使い、夏場の体温調節に役立てていますよ。
頚髄損傷と体温調節 エアコンの他に工夫しているのは?
私はエアコンだけで、夏場を乗り切ることができません。
そこで同時使用するのが、扇風機です。
上から除湿か冷房、下から扇風機という風にダブルで使っています。こうすることで、快適に夏の暑さを乗り切っていますよ。首振り設定にし、冷たい空気を部屋中に行き渡らせます。むらなく隅々まで涼しくすることができるのです。
この他に細かい体に対しての気配りから、西日が当たる場所のカーテンを小まめに閉じることも部屋の気温上昇を防ぎます。ちなみ私は、遮光カーテンを使っていますね。
光を遮ることを主目的としたカーテンで、閉めることで太陽光を防ぎ室温の変化を抑える効果がある。
実際に部屋の遮光カーテンを閉じるという些細な方法でも室温上昇を防ぐので、結果的に体温調節に役立ってくるのです。
頚髄損傷と体温調節 体内からの暑さ対策とは?
これまでお伝えした体外からの暑さ対策が不十分であれば、体内から冷やす!という方法があります。その内容がこちらです。
- 冷たい飲み物を飲む
- アイスを食べる
頚髄損傷者の友人が言っていましたが、中でもマックシェイクが即効性があるようですよ。ストローで吸うだけで、キンキンに冷えたシェイクを飲むことができますからね。
マクドナルドで提供される、アイスクリームとドリンクの中間のような飲み物。
私も試しましたが、効果絶大です。一度実践してみるといいですよ。
また部屋に冷蔵庫を置いておけば夏場が暑くなるというデメリットもありますが、メリットもあるのです。
- 冷えた飲み物をいつでも飲める
- 急な来客にも出すことができる
なかなか自分自身で出すのは無理がありますが、そばにあれば飲み物を取ってもらえますからね。
今回は私が自営で自宅という環境下からの、夏場の暑さ対策を紹介しました。ただ外で働かれている人も私と同じように、過ごすことができるのです。
なんと!?コンパクトな扇風機を会社の机に置いて、仕事している頚髄損傷者がいると聞いています。
このように、自分自身での体調管理が重要になってくるのです。クーラーや扇風機を最大限に活用し、毎年の夏場を乗り切るといいですよ。
まとめ
この記事では頚髄損傷の室内での暑さ対策の工夫について、私が行っていることを紹介しました。聞きたい事があれば、コメント欄からかメールを頂けるとありがたいです。
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- 頚髄損傷の室内での暑さ対策の工夫とは?
- エアコンをつけて、部屋を冷やして過ごす
- エアコンの他に工夫している方法とは?
- 扇風機を用いて、冷えた空気を部屋中に行き渡す
- 体内からの暑さ対策の工夫とは?
- 冷たい飲み物を飲む
- アイスを食べる
体に熱が残ると鼻水が垂れてくるので、ティッシュが欠かせなくなります。この状態であれば、だいたい37度5分~38度の体温があるのです。夏場の対策はそうならないためにも、しっかりしないといけませんね。
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