障害者スポーツ指導員の資格を取る方法をご存知ですか?私自身、指導員なので、当然のごとく知っているのです。昨年からは事務方で、さらに関わるようになりましたからね。
そこで今回は健常者から障害を持って長い私が、障害者スポーツ指導員の資格についてお伝えしたいと思います。後半には、私がこれまで協力の際に経験した内容も記載させていただきました。あなたの参考になれば嬉しい限りです。
障害者スポーツ指導員 資格の役割とは?
障害者スポーツ指導員は、日本障害者スポーツ協会が作った資格制度になります。
写真は、私が持っている登録証と活動実績証明を入れるケースです。フラッシュが反射してわかりにくいですが、『障害者スポーツ指導者手帳』と書かれています。
指導員の役割がこちらです。
- 【障害者スポーツ指導員の役割】
- いろんな障害者のスポーツ活動に対応する知識・技術を有し、適切な支援・指導を行う
障害者スポーツの知識や技術は、最低限に覚える必要がありますね。と言っても、難しく考える必要はなく、活動をしているうちにわかっていきますよ。
私は昨年度から、富山県障がい者スポーツ指導者協議会の事務局長を任せられることになりました。その関係からも、指導員の普及に努めなければと考えている次第です。
障害者スポーツを統括する県の団体
県内の障害者スポーツ指導員を統括する団体
そこで資格を取得と聞けば、学校を考えると思います。次の章では、その内容について詳しくお伝えしますね。
障害者スポーツ指導員 資格はどこの学校で取得できる?
私が取得した場所が、日本福祉大学です。在学中に、障害者スポーツを専攻していました。
取得条件は、障害者スポーツ指導員カリキュラム(18時間以上)を受け、レポートを書いて出すことだったのです。通信だったため、2日間のスクーリングに行ってきましたよ。
会場に出席して学習すること
下記のリンク、『障害者スポーツ指導員資格取得認定校一覧(都道府県別)』を見ると、全国の取得認定校がわかります。
障害者スポーツ指導員資格取得認定校一覧(都道府県別)
(クリックするとPDFが開きます)
大学以外に、短大や専門学校でも取得できますね。
日本スポーツ協会は2020年のパラリンピック東京大会までに、指導員を3万人に増やしたいと考えているのです。
もしかするとこの機会に取得しておけば、関わることがあるかもしれませんよ。運営側としてパラリンピックに協力できることがあれば、名誉なことだと思いませんか?
だけど、「認定校でしか資格取得できないのなら、学生にならないと無理なんじゃないの?」と、疑問を持たれる方もいるでしょう。
実を言うと、学校に通わなくても手に入れることができるのです。次の章で、詳しくお伝えしますね。
障害者スポーツ指導員 資格取得できる他の方法とは?
障害者スポーツ指導員の資格は、初級・中級・上級と3段階に分かれています。まずは、初級から順番に取得することになるのです。
その条件がこちら。
- 【初級障害者スポーツ指導員の資格条件】
- 受講年度の4月1日現在で18歳以上の者
たとえ障害を持った方でも、年齢さえクリアしていれば学校に通わなくても取得できます。
方法は、毎年、県の障害者スポーツ協会が開催している、『指導員の養成講習会を受講(4日間)する』です。
都道府県・指定都市障害者スポーツ協会協議会
(クリックするとPDFが開きます)
私の住んでいる富山県の令和元年度養成講習会の期日は、11月30日(土)、12月1日(日)、8日(日)、14日(土)です。
事前申し込みが必要です。興味のある方は、例年9月以降に障害者スポーツ協会から募集されるので、参加について問い合わせてみてくださいね。
その他の地域の方は、上記リンク(都道府県・指定都市障害者スポーツ協会協議会)で、お住いの近くにある障害者スポーツ協会HPを見て、日にちをチェックしておくといいですよ。
障害者スポーツ指導員 試験はあるの?
車椅子に乗った私の知人は、養成講習会を受講の方法で取得しました。内容は講師をお迎えしての研修や実技が中心で、筆記試験や面接はありません。
写真は、昨年行われた様子ですね。
受講生の皆さんが、卓球バレーという障害者スポーツの説明を聞いておられる時です。
ちなみに取得にかかる料金がこちら。
- テキスト代(3,500円)・申請認定料(5,500円)・初年度登録料(3,800円)
更新は1年ごとで、その都度3,800円の料金を振り込むことになるのです。
その他の講習会について詳細は、各都道府県の障害者スポーツ協会へ連絡をし確認するのがいいでしょうね。教えてもらえますよ。
指導員の資格は、障害者スポーツに関わっていく上で非常に必要とされていると思います。一度、取得を考えてみられてはいかがでしょうか?
障害者スポーツ協会の事務局長さんや職員さん、障害者スポーツ指導員の方とも接することができ人脈が広がりますよ。^^
障害者スポーツ指導員 仕事内容とは?
富山県では毎年の2月・6月に、障害者スポーツ指導員の連絡会が開催されます。指導員登録が完了すれば、その参加可否の案内が届きますよ。もし行かない場合でも、資料が家に届きますね。中には、障害者スポーツ協会から、その年度内にある運営協力の案内が入っているのです。
ちなみに富山県の例年の内容からだと、こちらになります。
- 水泳競技会運営協力(4月中)
- 陸上協議会運営協力(5月中)
- 各種障害者スポーツ審判講習会(6月中)
- フライングディスク運営協力(9月中)
- 卓球協議会運営協力(11月中)
- 初級スポーツ指導員講習会支援(12月中)
案内書にチェック欄があるので、協力できる箇所に印して送るとその都度案内が郵送で届きますよ。そして参加して協力するのです。
冒頭でお伝えしたように、私は昨年度から指導者協議会の事務局長になったため、すべて参加する予定ですよ。
仕事内容は、参加者の受付係・整列係・記録係と簡単なものばかりですね。私はいつも、表彰係になります。難しく考える必要はありません。
写真は、昨年のフライングディスク運営協力のときのもの。表彰受賞者の景品を、お盆に並べている瞬間です。リハビリの作業療法的な作業なのですがね。事前に仕事内容は伝えられるので、不安にならなくても大丈夫です。ちなみに、当日の交通費は支給されますよ。
これとは別に指導者協議会でも、講習会などを行っているのです。わからなければ、各都道府県の障害者スポーツ指導者協議会HP、無ければ各都道府県の障害者スポーツ協会にお問い合わせいただければと思います。
まずは資格取得することをおすすめしますね。参加すると、障害者スポーツの視野が広がりますよ。
まとめ
今回、障害者スポーツ指導員の資格取得についていろいろ書かせていただきました。いかがだったでしょうか?
私はたくさんの知り合いができたので、お勧めする資格だと思いますね。
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- 障害者スポーツ指導員 資格の役割とは?
- 障害者スポーツに対応する知識・技術を有し、適切な支援・指導を行う
- 障害者スポーツ指導員 資格はどこの学校で取得できる?
- 全国各地にある認定校で取得できる
- 障害者スポーツ指導員 資格取得できる他の方法とは?
- 県の障害者スポーツ協会で開催している、指導員の養成講習会を受講する
- 障害者スポーツ指導員 試験はあるの?
- 講習と実技参加だけで、筆記試験がない
- 障害者スポーツ指導員 仕事内容とは?
- 受付・整列・記録係と簡単な作業
運営協力に出席すれば、何かとプラスになります。私がそうでしたからね。^^
この記事がお役に立つ内容になることを、祈っております♪
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