障害者年金を担保に、お金を借りる方法があるのをご存知ですか?一度ですが、私自身、過去に車を購入する際に利用したことがあります。私のように、なんとか活用できないかと考える人がいると思うのです。
そこで今回は、健常者から障害を持って長い私が、障害者年金を担保にお金を借りる方法をお伝えします。経験した内容を、詳しく記載しました。あなたの参考になれば嬉しい限りです。
障害者年金 担保しての借入はできるの?
障害年金は、病気やケガで生活や仕事が制限になった場合、受け取ることができる年金です。
今回は、私自身が頂いている、正式名称が「障害基礎年金」で説明させていただきますね。
私は19歳の時に車の事故で首の骨を折り、頚髄を損傷してから車椅子で生活を送っています。現在は趣味と生きがいに、車椅子ツインバスケという障害者スポーツを行っていますよ。
私自身、障害を持って思うのは、生活や趣味、結婚というライフスタイルを考えた場合、行動範囲を広げる意味で自動車免許取得が必要と思います。
過去に書いた記事があるので、お時間がある際にでも読んでいただければ幸いです。
ただ免許を取得すると、車を購入のためにまとまった金額が必要になります。そこで私が考えたのは、障害年金を担保にしてお金を借り入れることができないか?でした。
1級2級の金額はこのようになります。
- 1級 年間 975,100円(月額 約 81,258円)
- 2級 年間 780,100円(月額 約 65,008円)
私は1級の重度障害者になるので、年間975,100円支給されています。
善は急げと思い、家の近くにある銀行へ電話して聞いてみたんです。
- 「障害基礎年金を担保にして、お金を借り入れることができないのですか?」
遠回しに無理と言われました。年金を担保に高額なお金を借りること自体、禁止になっているようです。
しかし調べてみると、貸付事業を行っている機関がありました。
障害者年金 担保しての借入できる機関とは?
その名も、独立行政法人福祉医療機構(WAM)という機関。
ここでは、年金担保貸付事業・労災年金担保貸付事業を行っています。融資金額は、10万円~200万円の範囲内です。だけど注意点があり、車の購入は生活必需物品に該当するため、10万円~80万円で貸付になります。
金額が大きくない理由は、以下のように考えられますね。
- 年金を担保にしての返済で、今後の生活が行き詰まるのを防ぐ
- 確実に返済できる金額にするため
過去に私は、その貸付を利用しました。親父の知人から又聞きで年金を担保に借りられる銀行があると聞き、知ることができたのです。
そのありがたい銀行名が、北國銀行になります。
でも銀行で聞くと、60万円しか借入できないと言われましたね。記事を書くために調べるまで、この貸付だったとは気付きませんでした。^^;
そこで購入できる中古の、ランサーセディアを購入したのです。中古車とはいえ購入できたので、本当にありがたかったですよ。
借入は、どのような方法でするのでしょうか?
障害者年金 担保しての借入の方法とは?
年金を担保に貸し出せないと近所の銀行に言われましたが、独立行政法人福祉医療機構の代理店となっている金融機関が数多く存在します。
一覧はこちらですが、私の断られた銀行は入っていませんでした。
クリックすると別タブで開きます。
↓
独立行政法人福祉医療機構の代理店
方法の流れがこちらです。
取り扱い金融機関に相談
⇩
申請書類を記入
(年金受取先の口座を取扱金融機関に変更する必要がある)
⇩
貸付の審査
⇩
決定後、取り扱い金融機関より本人あてに電話連絡
⇩
融資実行日に指定した預金口座へ振込まれる
ただ、デメリットが多いのです。
- 【デメリット】
- 本人確認が必要になり、窓口まで行かなくてはならない
- 融資まで4週間くらいかかる場合もある
- 金額設定が低く、新車を即購入できない
私が利用した時の本人確認は、銀行駐車場に車を停めて助手席に待っていると、そこまで店員さんが来られました。窓口は母に行ってもらいましたが、待ち時間がすごく長く待たされましたね。おまけに、書類もたくさん書かないといけなかったようで大変そうでした。
でも、せっかく買うのであれば新車と思う人もいるかもしれません。その他に借り入れする方法はないのでしょうか?
障害者年金 その方法とは?
車を購入するには、他にも方法があります。
各市区町村にある社会福祉協議会が行う、生活福祉資金貸付制度です。
こちらでは障害者用自動車の購入に必要なお金を、貸し出してくれます。
- 貸付上限額の目安 - 250万円
- 償還期間 - 8年
連帯保証人を付けるのは条件ですが、付けない場合も貸付可能です。
流れは、こんな感じですね。
市区町村社会福祉協議会に相談
⇩
申請書類を記入
⇩
都道府県社会福祉協議会において申込内容の確認と貸付の審査
⇩
貸付決定通知書または不承認通知書を送付
⇩
都道府県社会福祉協議会に借用書を提出後、貸付金交付
もし検討するのであれば、社会福祉協議会に問い合わせてみましょう。電話した際に、「生活福祉資金貸付制度を利用したいのですが。」と言えば、担当の方が親身になって相談にのってくれますよ。
まずは聞いてみることを、おすすめしますね。
この方法を伝えておきながら、実を言うと私は今回、違う方法で車を購入しました。私自身、入浴介助を社協ヘルパーにお願いしてるので、なるべくここから借り入れしたくなかったのです。
多くの方法さえ知っていれば、1つ駄目だったとしても困ることもありませんから、生活福祉資金貸付制度の存在をお教えしました。実際に車を購入した方法は、別記事で詳しくお教えしますね。
まとめ
今回、障害年金を担保に借入はできるのかについて、私の経験をもとに書いてみました。いかがだったでしょうか?
一度、相談してみると、良い解決方法が見つかると思いますよ。応援していますね。
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- 障害者年金 担保しての借入の方法とは?
- 独立行政法人福祉医療機構(WAM)という機関にお願いする
- 障害者年金 その方法とは?
- 各市区町村の社協で、生活福祉資金貸付制度を利用する
障害者にとって車は、体の一部にもなるくらい大切な道具です。この記事が購入の糸口となれば、嬉しい限りですね。
あなたがステキな車を手に入れることを、心から祈ってます。
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