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スポーツイベントの企画!場所選びが重要ポイントになる理由とは?

一般

 
 
スポーツイベントの企画で、場所選びが重要ポイントになるのをご存知ですか?実際に私自身、イベントとなる車いすツインバスケの大会を開催していろいろ知っているのです。ちゃんとした理由がありますからね。
 
 
今回は健常者から障害を持って長い私が、スポーツイベントの企画で場所選びが重要ポイントになることについてお伝えしたいと思います。後半には、実際に経験してわかったことも記載させていただきました。それではいってみましょう。

 

 

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スポーツイベント企画で場所になる基準とは?

 
私は19歳のときに車の事故で首の骨を折り、頚髄を損傷して車椅子で生活しています。昔から体を動かすことが好きで現在は、車いすツインバスケという障害者スポーツを行なっているのです。と同時に、富山県チームの代表を任されています。

ちなみに東海ブロックに所属しているのですが、2017年の11月12日に富山県西部体育センターで大会を開催したのです。無事に終えることができたので、その経過をお伝えさせていただきますね。
 
 
まず私が思うにスポーツイベントを開催する体育館は、選ぶ基準として2つの項目が大事と思うのです。その内容がこちらになります。
 

  • 代表か選手やスタッフが住んでいる地域の体育館を選ぶ
  • 試合以外で、バスケットコート1面が余る体育館を選ぶ

 
理由としては、2つの項目を取り入れることによりいくつかのメリットが出てくるのです。1つ1つお伝えしていきますね。
 

代表などが住んでいる地域の体育館を選ぶ理由

 
1つ目の体育館を決める基準は、代表かもしくは選手やスタッフが住んでいる地域を選ぶことが重要になります。

大会を開催した体育館
 
 
こちらのメリットは、知り合いや友達が見に来てくれる確立が増すのです。もし県内で大会を開催したとしても、住んでいる場所から体育館の距離が遠くなれば来てもらえません。

たくさんの知人が見に来てくれれば結果的に普及へと繋がり、さらに大会が盛り上がります。閑散としているほど寂しいものはありません。

ちなみに私たちが開催した体育館の地域には、チーム内10人中6人の選手やスタッフが住んでいました。多くの人が見に来てくれたので、本当にありがたかったです。
 
 
また知人や同級生が近くに住んでいるので、協力者も多くなりますね。ということは、協賛金が集まりやすくなります。

以前に書いた記事があるので、お時間がある際にでもお読みいただければ幸いです。

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実際に私たちチームは、過去に例を見ないくらい多くの人たちから協賛して頂きました。本当にありがたかったです。
 

バスケットコート1面が余る体育館を選ぶ理由

 
2つ目の基準は、試合以外でバスケットコート1面が余る体育館を選ぶことになります。

私たち東海ブロックの場合は、試合で3面が必要です。ということは、メインアリーナ2面・サブアリーナ2面の4面取れる体育館が良いことになります。その余分になった場所で、バスケ用車椅子の体験ブースを作ったのです

体験ブース
 
 
試合だけを見るのではなく、楽しめる空間を持つことが大事だと思いませんか?小さいお子さんでも、バスケ用車椅子に乗って楽しめることができますよ。結果的には、目玉ポイントとして来場者を増やすことが期待できて普及に繋がります。
 
 
次の章では、さらに重要な内容をお伝えさせていただきますね。
 

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スポーツイベントの企画で体育館を借りるには?

 
過去に私は某体育館を借りようとお願いしたとき、床が傷つく理由で断られたことがあるのです。

現在では障害者差別解消法が施行されているので、どこでも借りられるはずなんですがね。まだまだ法律は浸透しておらず、体育館の管理者が損害を怖れて貸さない場所が多いと聞きます。

体育館の床
 
 
また知人からは利用予定が早くに埋まることも多く、なかなか借りられないとも聞いていたのです。

そこで私は、車いすツインバスケ大会を開催する2年前から体育館を借りる行動を始めました。結果的に、早目に動き出すことが良かったのです。
 
 
それでは次の章で、そのとき私がとった行動を詳しくお伝えさせていただきますね。
 

借りる際に教わった方法

 
まず私が希望した体育館は、調べてみると県の施設でした。そこで知人の県職員に、借りる方法を聞いてみたのです。

県が管理する体育館
 
 
返ってきた言葉は、このような内容でした。

「その体育館はどうしても中学や高校の大会が優先され、個人的に頼むのは絶対に無理!」
 
と同時に、言われたのがこちらです。
 

「県の障害者スポーツ協会事務局長と一緒に、お願いすればいいのでは?」

 
以下の理由からでした。
 

  • 障害者スポーツに対して深く関わっているので理解がある
  • 県の関係者に知り合いが多くて顔が利く

 
確かに協力してもらえると、何かと心強いですからね。
 
 
私自身、事務局長さんのことは、チームの代表として、また障害者スポーツ指導員としてよく存じ上げていたのです。その内容について、過去に書いた記事があります。お時間がある際にお読みいただけるとありがたいです。

障害者スポーツ協会とは?助成金の内容や事務局長と密に接するには?
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そこで電話で体育館を借りるための協力をお願いしたところ、了承を得ることができました。そこからはトントン拍子で後日、体育館側に一緒に伺うようアポを取ってもらったのです。

その後センター長さんと直接お逢いして、車いすツインバスケの説明をしました。私自身、健常者から障害を持ったときに心の支えとなった障害者スポーツであったため、地元で大会開催したいことを熱く語ったのです。

また以下についても、細かく説明させていただきました。
 

  • 床が傷つかない理由(四肢麻痺で手に障害があるため、床に傷が付くほど早く漕げない)
  • 床を傷つけない配慮(タイヤ拭きを徹底させる・試合前に車椅子の車検がある)

 
これらが、大会を開催する2年前に行った私の行動なんです。
 
 
それでは次の章で、その後の経過をお伝えさせていただきますね。
 

体育館を借りるために誠意を見せた内容

 
私はセンター長さんに一番最初の体育館へお願いに行った時点で、今は何とも言えないと伝えられました。予定の調整があって、本当にわからないようでしたね。

ただ私という、車椅子ユーザーの存在を知ってもらえただけでも、良かったと思うのです。

車椅子を利用する私の存在
 
 
その後、事務局長さんは代わられたのもあり再度、1年前に新たになられた事務局長さんと一緒に体育館の方へ挨拶に行きました。そのときは事前にこちら側の誠意を見せることも必要と、下記のアドバイスを受けたのです。
 

  • 体育館の床に傷を付けたら、責任をもって直すという誓約書を書く
  • 大会時に、損害保険を掛ける

 
再び挨拶に行ったときは、誓約書を作って持って行きました。そしてセンター長さんには、保険も加入すると伝えさせてもらったのです。
 
 
そんな経緯があり、大会開催の8か月前に体育館の利用許可証を頂くことができました。長い月日がかかっただけに正直、感無量でしたね。
 

借りる際に必要な5つのポイント

 
上記の章でも言いましたが、私が借りようとした場所は県の施設に当たりました。しかし以下の内容は車椅子ユーザーが大きな体育館を借りようとしたとき、重要になってくるポイントだと思うのです。
 

  • 行動する時期(最低2年前から動く必要がある)
  • 一緒に頼みに行く人(障害者スポーツ協会の事務局長さん)
  • 体育館を借りたいという熱意(自分のプレーする、障害者スポーツへの思い)
  • 床に傷が付かない理由(傷を付かせないための配慮)
  • 傷が付いた時の保証(誓約書・保険加入)

 
体育館の損害は、管理する側にとって一番避けたいことですからね。可愛い我が子に傷を付けられて、黙っている親はいません。それくらい体育館の存在は、管理者さんにとって大事なのです。

このように考えると、借りる側も誠意を見せることが必要になってくるのでしょうね。
 
 
この記事が車椅子ユーザーの体育館を借りるヒントになれば、書いた甲斐があります♪
 

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まとめ

 
今回スポーツイベントの企画について、私の経験をもとに書いてみました。いかがだったでしょうか?
 
 
借りたいという本気度が、必要になってくると思いますよ。
 

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    スポーツイベント企画で場所になる基準とは?

  • 代表か選手やスタッフが住んでいる地域の体育館を選ぶ
  • 試合以外で、バスケットコート1面が余る体育館を選ぶ

 

    代表などが住んでいる地域の体育館を選ぶ理由

  • 観客や協賛金の協力者が増えるから

 

    バスケットコート1面が余る体育館を選ぶ理由

  • 体験ブースを作ることで普及に繋がるから

 

    借りる際に必要な5つのポイント

  • 行動する時期(最低2年前から動く必要がある)
  • 一緒に頼みに行く人(障害者スポーツ協会の事務局長さん)
  • 体育館を借りたい熱意(自分のプレーする、障害者スポーツへの思い)
  • 床に傷が付かない理由(傷を付かせないための配慮)
  • 傷が付いた時の保証(誓約書・保険加入)

 
代表や選手の地元で大会を開催すれば、協賛金が集まりやすいメリットが存在します。実際に私たちチームは、成果を生み出したのです。
 
 
あなたの成功を、心より願っていますね。
 
 
 

まっつん

はじめまして、頚髄損傷者のまっつんです。

健常者から障害を持つようになり、車椅子で生活していることでの感じた考えを綴ろうと思います。

共感していただければコメント欄からどしどし書き込んでもらえると幸いです。

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