ボランティアの意味をご存知ですか?私自身、車いすツインバスケ富山県チームの代表を任されており、昨年に地元の体育館で大会を開催しました。そのときにすべてを仕切ったので、ボランティアのことはよく知っているのです。
今回は健常者から障害を持った私が、受け手側の視点でボランティアの意味についてお伝えしたいと思います。後半には、実際にお願いして気付いた点について書き出してみました。それではいってみましょう。
ボランティアの意味とは?
ボランティアという言葉は、世界各国その他地域により様々な意味があります。
日本では、このように認識されていますね。
自発的に無償の奉仕行為をする人。
日常生活や災害時に誰にも指図されることなく、すすんですることがポイントです。
本来は騎士団や十字軍といった、昔の宗教的な意味合いを持つ団体にまで遡ります。というのもボランティアは、意思や志願という意味を持っているのです。
ところで今回、私は某大学に学生ボランティアとして40名、テーブルオフィシャル担当20名を依頼しました。写真は、前日の準備日に参加してくれた学生の皆さんです。集合して話す直前ですね。
シッカリと手伝ってもらえ、ありがたかったですよ。協力してもらえる側からすれば、本当に頼もしい存在なんです。
それでは次の章で、ボランティア自体が無償なのかどうか詳しくお伝えさせていただきますね。
ボランティアは無償なの?
私たちチームが主催する車椅子ツインバスケの大会は、2017年11月に富山県砺波市で開催されました。そのため、ボランティアの募集は9か月前から開始したのです。
以前に書いた記事があります。お時間がある際に、お読みいただけるとありがたいです。
ちなみにボランティアの募集に、作った要綱がこちらになります。文字だけで表現するのではなく写真を入れて作ったのですが、その方がイメージしやすいと学生さんに言われましたよ。
↑クリックすれば大きくなります。
さらに大会に関した両日は、昼食の弁当とお茶を用意しました。報酬については無いので、書いていません。ちなみに写真は、前日の準備時に会議室を利用してみんなで食べている様子ですね。
冒頭では基本的に、ボランティアの方は無償でするとお伝えさせていただきました。確かにその通りだと思います。
しかし私たちチームは、ここまで手伝ってもらって弁当とお茶だけじゃ失礼にあたると思えたのです。そこでチームで相談し、大会終了後にテーブルオフィシャルの学生さんには皮ボール2個(1個13,000円相当)を提供しました。
またボランティアの方たちに日を指定し、来られた学生さんに食事を御馳走したのです。他の大会では、交通費として500円~1,000円ぐらいの現金を渡すチームもあるようですよ。
このように無償とは言ってはいますが、物品や食事など何かしら感謝の意を示しているはずです。ただこれはチームの方針ですし、一概には言えません。言葉の感謝だけで終わる場合もあるでしょうし、期待しててはいけないと思います。
むしろ、何もないと思っていた方が気持ち的に楽でしょうね。
私たちチームはありがたいことにボランティア学生さんたちのおかげで、大会を成功させることができました。ただその中でいくつかの気になる点が、浮き彫りになったのです。その内容について、次の章でお伝えさせていただきますね。
ボランティアと接してされる側が思ったこととは?
大会時は開催するにあたって、合計で60名の学生ボランティアの方に手伝ってもらいました。その他に障がい者スポーツ指導員の10名の方々にも、協力してもらいましたよ。
ただボランティアしてくれた学生さんと接して、思ったことがあります。どうしても率先的にする人と言われるまで動けない人が、両極端の形で見えてくるのです。言い方は悪いかも知れませんが、ぼさっと立っている人に限って、非常に目立ってきますね。
そこで思うのが、いくら無償の奉仕活動と言われてても言われるまで何もできないのはダメだと思います。ボランティアを引き受けたからには、精一杯行ってもらいたいですね。
写真は、大会に使用した体育館入り口で車椅子のタイヤ拭きをしている様子。車椅子のイベントが初めての体育館だったため、タイヤ拭きを徹底したのです。学生の皆さんは交代しながら、よく頑張ってくれました。本当にありがたかったです。
右奥の学生さんは、タイヤ拭き担当ではありません。ぼさっと立っているわけではないので、ご了承願います。^^;
頑張ってくれている姿は、お願いした側にも当然見えてきます。ボランティアをやるからには、感謝してもらいたいと思いませんか?一生懸命手伝っているのは、素敵に見えますよ。
さらにボランティアする側が依頼者と近づく方法について、次の章でお伝えさせていただきますね。
ボランティア側が依頼者と近づくコミュニケーション方法とは?
まずは協力を引き受けた側は、お互いのことを知り合う必要があります。そこで日ごろからのコミュニケーションが、必要だと思うのです。というのも、相手のことを知ったうえだと手伝う内容に意欲的になれませんか?この人たちの役に立ちたい!という風になると思うのです。
そのためにもおすすめなのが、普段からの練習に参加したり大会以外でも関わるのがいいですよ。写真は、車いすツインバスケの練習に参加してくれた学生さんたちですね。実際にバスケ用車椅子に乗ってもらい、体験してもらいました。
すると必然的に相手のことも知ることができますし、仲良くなって距離が縮まります。結果的に、日頃から接してくれた学生さんには以下のような内容をお願いしましたからね。
- バーベキューのお誘い
- 24時間テレビ募金のお誘い
- 富山マラソン伴走者のお誘い
普段から何かと接していれば、このように頼まれることが多くなると思いますよ。
写真は、富山マラソンジョギングの部にチームで出てゴール手前を激走している様子。車椅子ユーザーが出場する場合は、伴走者2人が必要になります。
このように普段から接していると自然に仲良くなりますので、依頼されやすくなると思いますね。それだけ近づけた証拠なのです。迷惑にならない程度、普段から接することをおすすめしたいですね。
やはり感謝してもらいたいという気持ちは捨て、無心に奉仕をしようとする清い心がボランティアをすることにとって一番重要になります。この内容が少しでも参考になれば、嬉しい限りです。
まとめ
今回ボランティアの意味や実際に接して思った内容を、お伝えさせていただきました。いかがだったでしょうか?
協力してくれる方々は、本当に素敵に見えますよ。
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- ボランティアの意味とは?
- 自発的に無償の奉仕行為をする人のことを言う
- ボランティアは無償なの?
- 代金の代わりに、物品や食事の提供をした
- ボランティアと接してされる側が思ったこととは?
- 引き受けたからには精一杯やってもらいたい
- ボランティア側が依頼者と近づくコミュニケーション方法とは?
- 普段からの練習に参加や、関わりを持つようにしておく
ボランティアに関わってくれた学生さんから、「次の練習はいつあるのですか?」とよく質問されるようになりました。車いすツインバスケに対し、興味を持ってくれた方が増えた証拠です。
私たちチームはこれからも感謝の気持ちだけではなく、形に表したお礼をしていこうと思っています。
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