手が不自由な障害者でも、簡単にコーヒーが淹れられる方法があるのをご存知ですか?実際に私自身、毎日5杯は飲んでて知っているのです。自分で、しかも簡単にできちゃいますよ。
今回は健常者から障害を持って長い私が、誰でも簡単にコーヒーを淹れられる方法についてお伝えしたいと思います。長年使って気付いたポイントを、4つにわけて記載してみました。それではいってみましょう。
障害者が一人でコーヒーを淹れるには?
私は19歳のときに車の事故で首の骨を折り、頚髄を損傷して車椅子で生活しています。両手両足に障害を持つ四肢麻痺者になり、何かと人に手伝ってもらわなくてはなりません。
だから今回は、私のような手にも障害のある人を対象に解説させていただきます。さらにブラックコーヒーなので、その点はご了承願いますね。
淹れたてのコーヒーは、香ばしい匂いが心を癒してくれます。ゆっくり味わって楽しむ人が多いのではないでしょうか?でも私のような手にも障害のある人はどうやって一人でコーヒーを淹れているのか、疑問になりませんか?
その方法が、ネスカフェバリスタを使うのです。他のコーヒーメーカーにはない、粉と水さえセットすれば、ボタンを押すだけで何度も美味しいコーヒーが味わえます。簡単操作が魅力的なんです。
どんな風に使っているか、実際に動画を撮ってみました。
指の動かない私でも、簡単にボタンが押せています。楽天で値段を調べましたが、送料無料3,680円で買えますよ。
ただコーヒーの粉は、専用のエコ&システムパックという詰替じゃないと簡単に入れることができません。
以前、詰め替えを買い忘れてゴールドブレンドの瓶タイプを強引に入れましたが、味は美味しくなかったです。^^;
また説明書にも、下のように書かれています。
- 【注意】
- ビンや袋詰め、レギュラーコーヒー、ネスカフェ エクセラのエコ&システムパックもご使用になれません。 本体が故障するなどの損害が発生する恐れがあります。
専用のエコ&システムパックを使用したほうが美味しいし、壊れにくいと思いますよ。
ちなみにネスカフェバリスタは毎日洗った方が、長持ちすると言われています。確かに今使用しているのは、母が小まめに洗浄しているので5年目になりますからね。
ただ私の今使っているのは2台目になりますが、1台目はまったく洗わずに丸2年くらい持ちましたよ。そう考えると、値段も安いし消耗品と割り切っていればいいのではないでしょうか?
ここまでまとめると、ネスカフェバリスタのメリットはこのようなことが言えます。
- 自分自身でお湯を注いでドリップするより、泡立ちがあって美味しく淹れることができる
- ボタン2押で淹れることができる
- 毎日、機械を洗わなくても使い続けられる
上記の動画は1押だけでした。実を言うと、最初に真ん中の電源ボタンを押すのが端折られて2押目から映っているのです。
それにしてもボタンを2回押すだけで簡単にコーヒーが淹れられるのって、便利だと思いませんか?バリスタは、日中に一人でいる障害者にとって本当にありがたい存在です。だって他の人にお願いしなくても、美味しいコーヒーがいつでも飲めますからね。
ところでネスカフェバリスタには、長い間使っているからこそわかる4つの注意するポイントがあります。次の章からは、その内容についてお伝えさせていただきますね。
障害者が一人でコーヒーを淹れる4つのポイントとは?
手に障害を持っても、ネスカフェバリスタで簡単にコーヒーを淹れることができます。
そこで、飲むときに気を付けてもらいたいのがコップの形状です。詳しく見ていきましょう。
ポイント①
コーヒーを淹れ終わった後、口元までコップを持ってこなければ飲むことができません。どうしても手に障害があると、こぼしやすいのです。
そこで重要なポイントが、持ちやすくて軽いプラスチックのコップを使う。
私のような頚髄損傷者は指が動かないので、コップの持ち手を握れません。だから指を引っかける方法で持ち、ソーっと口元まで移動させます。
ちなみに、私が使っているコップがこちらです。
ちょっとわかりずらいですが、プラスチックでできているので落としても壊れません。また持ち手が引っかけやすくそして軽い作りになっているため、普通のコップよりも楽に口元まで運べます。持ちやすいタイプを選ぶのが、重要になりますよ。
ポイント②
当たり前のように思うかも知れませんが、コーヒーを毎日飲んでいると粉が少なくなります。そこで、その都度の残存量を気にしながら確認する必要があるのです。無くなった状態で淹れると、お湯しか出てきませんからね。^^;
詰め替えることが困難なため、1日飲まずに居なくてはならないことになります。
ちなみに詰め替えのエコパックは、4種類の大きさがあります。購入時の参考にしていただければ幸いです。
- ≪ネスカフェゴールドブレンド≫
- 65g (1本で約32杯分※1杯2g換算) 722円(税込)
- 105g (1本で約52杯分※1杯2g換算) 1,121円(税込)
- 65g (1本で約32杯分※1杯2g換算) 722円(税込)
- 105g (1本で約52杯分※1杯2g換算) 1,121円(税込)
- 55g (1本で約27杯分※1杯2g換算) 938円(税込)
- 60g (1本で約30杯分※1杯2g換算) 860円(税込)
- 50g (1本で約25杯分※1杯2g換算) 515円(税込)
- 60g (1本で約30杯分※1杯2g換算) 1,067円(税込)
- 55g (1本で約27杯分※1杯2g換算) 812円(税込)
- 55g (1本で約27杯分※1杯2g換算) 812円(税込)
≪ネスカフェゴールドブレンド コク深め≫
≪ネスカフェゴールドブレンドオーガニック エコ&システムパック≫
≪ネスカフェゴールドブレンドカフェインレス エコ&システムパック≫
≪ネスカフェゴールドブレンドアイスコーヒー エコ&システムパック≫
≪ネスカフェプレジデント エコ&システムパック≫
≪ネスカフェ香味焙煎深み エコ&システムパック≫
≪ネスカフェ香味焙煎丸み エコ&システムパック≫
私はいつも105gの容量があるのを楽天でまとめ買いし、使用しています。
まとめて買うとお得ですし、おまけも付いてきます。また定価で買うのはもったいないので、ネットかコストコで購入がいいですよ。私は毎日5杯のコーヒーを飲むので、10日ぐらいでこれ1本が無くなる感じですね。
ポイント③
ネスカフェバリスタは水を入れてボタンを押すだけで、美味しいコーヒーが出来上がります。そのため、毎日の水を補充することが重要になるのです。無い状態でボタンを押すと、壊れる原因になるので注意が必要ですね。
1日1回は、家族やヘルパーさんに会うと思います。その時でいいので、水を足してもらうのがいいですよ。
バリスタの後方には、写真のように水を入れる箇所があるのです。私は母やヘルパーさんに、補充してもらっていますよ。
ポイント④
コーヒーを一人で淹れると、以下のように想定外なことが起こってどうしてもこぼしてしまいます。
- 突然の痙攣で、震えてコップが持てなくなる
- コップを持ち損ねる
- バランスが崩れて体勢が悪くなる
私はコップを持ち上げる時に、数回こぼしたことがあります。今でも体調不良時は、失敗しますからね。そのため予備として、ティッシュかタオルを近くに置いておくのがいいですよ。もしものときに役立ちますからね。
ここまで、ネスカフェバリスタについてお伝えしました。たかがコーヒーと思われるでしょうが、障害を持つということは、些細なことさえできなくなってしまうのです。また大好きな飲み物を簡単に飲めないほど、苦痛なものはありません。
自分自身でコーヒーを淹れて飲めることは、当たり前のことですが幸せな気分になれます。バリスタがなかったときは一人でできず、飲むのを諦めた日もありました。また親に入れて欲しいと頼んだとき、面倒くさいと断られたこともあります。
そう考えると、他人にお願いしなくても一人でできるので、気を遣わくて最高なんです。参考にしていただければ、書いた甲斐があります。^^
まとめ
今回、障害者がコーヒーを飲むための淹れる方法についてお伝えさせていただきました。いかがだったでしょうか?
美味しく優雅に味わっちゃいましょう♪
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- 障害者が一人でコーヒーを淹れるには?
- ネスカフェバリスタを使い、コーヒーを入れる
- 気を付けるポイントとは?
- 持ちやすいプラスティックのコップを使用する
- コーヒーの残存量を確認する
- 水を満タンにしてもらう
- こぼした時を想定し、ティッシュかタオルを置いておく
自分自身でできるのって、達成感がこみ上げてきます。私は最初にバリスタを使ったとき、感動しましたからね。
アナタも美味しいコーヒーを、味わっていただければと思います。
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