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唯唯諾諾とは?意味と使い方をわかりやすく解説|弱さではなく状況判断の智慧にも使える四字熟語

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何か頼まれたとき、断れずにすぐ「はい」と言ってしまうことが多い人は少なくないと思います。実は私自身、学生時代から誰かにお願いされるとつい引き受けてしまい、後で大変な思いをしたことが何度もありました。

そんな私の心に刺さったのが「唯唯諾諾」という四字熟語でした。この言葉はどこか弱々しい響きがありますが、ただの悪口として使われるだけでなく、自分の行動を省みるきっかけにもなる言葉だと気づいたのです。

日常生活の中で使える四字熟語を知ることは、自分の思考や態度を見つめ直す良いきっかけになります。今回は「唯唯諾諾」という四字熟語の意味、具体的な使い方、そして日常生活の中でどう役立つのかを、私の体験を交えながらわかりやすく解説していきたいと思います。

 

 

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唯唯諾諾の意味とは?

 


 
 
「唯唯諾諾(いいだくだく)」とは、人の言うことをそのまま「はいはい」と素直に聞き入れ、何の反論もせずに従うことを意味する四字熟語です。この四字熟語の中で「唯唯」は「はいはい」と素直に返事する様子を表し、「諾諾」も同じく承諾する様子を表しています。

つまり、相手の言葉に対して自分の意見を持たずにただ従う、消極的な従順さを表す言葉です。

この言葉は中国の古典『史記』の中に由来があるとされ、当時から権力者の言うことをただ聞くだけの家臣を揶揄する文脈で使われていました。つまり古代から「唯唯諾諾」はネガティブなニュアンスを含んでいたわけです。

ただ、私自身がこの言葉を知ったとき、最初は「言うことを素直に聞くのは悪いことなのだろうか」と思ったことを覚えています。

しかし「唯唯諾諾」とは、相手に従うだけで自分の考えや意思を示さずに流されてしまう姿勢を指すため、相手に合わせることが悪いのではなく、自分で判断せずに流されることが問題なのだと知りました。

 

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唯唯諾諾の使い方とは?

 

「唯唯諾諾」という四字熟語はビジネスシーンでも使われることがあり、例えば「彼は上司に唯唯諾諾としているだけでは成長できない」といった文章で使われます。また、

日常会話でも「ただ唯唯諾諾としているだけでは損をするよ」というように忠告のニュアンスで使われることが多いです。

私自身も過去に、仕事を断れずに全て引き受けてしまい、体調を崩してしまったことがあります。そのとき友人から「唯唯諾諾でいるだけだと、自分が苦しくなるだけだよ」と言われ、はっとしました。

そこから「断る勇気」や「交渉する姿勢」の大切さを学び、ただ相手に従うのではなく、自分で状況を判断して「できること」と「できないこと」を伝える練習を始めました。

文章にする場合は、

  • 「上司の言うことに唯唯諾諾として従ってばかりではなく、自分の意見を伝えることも必要だ」
  • 「彼は唯唯諾諾と指示に従うだけで、自分の考えを伝えようとしない」

という形で使うと自然です。

 

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唯唯諾諾をわかりやすく解説

 

「唯唯諾諾」という言葉を覚えるときは、「はいはい」と何でも受け入れてしまう姿をイメージすると覚えやすいです。大切なのは、この言葉は「素直さ」そのものを批判するものではなく、自分の意思を持たずに流されるだけの状態を戒める言葉だということです。

世の中には「協調性」が求められる場面が多いですが、それはただ従うこととは違います。相手の意見を尊重しつつも、自分の意見を伝えることが本当の意味での協調です。

私もリハビリの病院で周りに合わせることばかり考えて疲れていた時期がありましたが、ある日「唯唯諾諾になりすぎて自分が壊れてしまう」と気づき、支援員さんに「無理な日は無理だと伝える」ことを始めたのです。

すると「伝えてくれてありがとう」と言われることもあり、「唯唯諾諾でいることは優しさでも相手のためでもなく、自分の意思を放棄してしまうことなのだ」と学びました。

 

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最後に

 

今回「唯唯諾諾」という四字熟語について解説しましたが、この言葉を知ることは「自分で判断して生きる」という姿勢を思い出させてくれるきっかけになります。

私自身、車椅子生活をする中で、他人の言葉に従うことが必要な場面も多くありますが、それでも自分が納得できる範囲で応じること、自分の意思を持って選択することを大切にしています。

「唯唯諾諾にならない」というのは相手に逆らうことではなく、自分を大切にしながら相手とも向き合う姿勢を持つことだと思います。日々の小さな選択の積み重ねが、自分の心を守りながら人と関わる力を育ててくれます。

もしあなたが今「断れなくて辛い」と感じているなら、一度「唯唯諾諾になっていないか」と振り返ってみてください。そして少しずつでも、自分の言葉で「できること」「できないこと」を伝える練習を始めてみてほしいです。

このブログが、誰かが自分らしい生き方を見つけるきっかけになれば嬉しいです。私もまだまだ「唯唯諾諾」からの卒業途中ですが、日々の中で自分の声を大切にしていきたいと思います。
 
 

まっつん

はじめまして、頚髄損傷者のまっつんです。

健常者から障害を持つようになり、車椅子で生活していることでの感じた考えを綴ろうと思います。

共感していただければコメント欄からどしどし書き込んでもらえると幸いです。

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