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名言に刻まれた真実――シェイクスピアが今も語りかけてくる理由とは?

し行
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私が高校時代、英語の授業で初めて出会ったのが「To be, or not to be, that is the question.(生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ)」という言葉でした。

シェイクスピアの代表作『ハムレット』の名台詞として有名なこの一文は、当時の私には難解で、どこか遠い世界の話のように思えたのを覚えています。でも、大人になった今、悩みや葛藤に向き合うたびにこの言葉の重みを感じるようになりました。

ウィリアム・シェイクスピア――名前は聞いたことがあっても、彼がなぜこれほどまでに歴史に名を刻んでいるのか、深く知っている方は少ないかもしれません。

今回は彼の生い立ちから代表的な名言、そして業績までを一つ一つたどりながら、どうして今でも彼の言葉が響くのかを考えてみたいと思います。

 

 

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シェイクスピアの名言とは?

 

シェイクスピアの言葉は、ただ美しいだけではありません。人間の心の奥底を突くような鋭さと、どこまでも普遍的な真実が込められています。

たとえば、『ロミオとジュリエット』からの「What’s in a name? That which we call a rose by any other name would smell as sweet.(名前に何の意味があるの?バラという名前じゃなくても、その香りは変わらない)」という台詞。


 
 
この言葉は、外見や肩書きよりも本質が大切だと訴えかけています。現代の私たちの生活にも、十分に通じる考え方ですよね。

また『リア王』では「Have more than you show, speak less than you know.(見せる以上を持ち、知っていることすべてを語るな)」という台詞があります。これはまさに、慎み深く生きる知恵を教えてくれる名言です。

シェイクスピアの言葉は単なる文学の飾りではなく、生きるための哲学であり、現代社会においても多くの示唆を与えてくれるものなのです。

 

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シェイクスピアの生い立ちとは?

 

シェイクスピアは1564年、イングランド中部のストラトフォード・アポン・エイヴォンという町で生まれました。裕福とはいえない家に育ちながらも、彼は地元のグラマースクールでラテン語や古典文学を学び、若い頃から言葉の力に惹かれていたといわれています。

18歳で結婚し、家庭を持った彼ですが、その後の記録は断片的で、いわゆる“空白の7年”と呼ばれる期間があります。その間に何があったのかは不明ですが、1590年代にはすでにロンドンで劇作家として活躍を始めていたのです。

この地方出身の青年が、どうして演劇の中心地ロンドンで頭角を現したのか。きっと、彼には誰にも負けない観察力と、表現の力があったのでしょう。人々の感情や矛盾を細やかに捉え、それを言葉で舞台に再現できる天才だったのです。

 

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シェイクスピアの業績とは

 

シェイクスピアの業績は、数えきれないほど多岐にわたります。まず特筆すべきは、その執筆した作品の量と質です。39本以上の戯曲、154のソネット、長編詩など、彼の作品群はまさに宝の山です。

ジャンルも多彩で、悲劇では『マクベス』『オセロ』『ハムレット』『リア王』といった深い人間心理を描いた名作があり、喜劇では『夏の夜の夢』『ヴェニスの商人』『から騒ぎ』など、機知に富んだユーモアと人間の滑稽さが描かれています。

また、彼の最大の功績は「人間」を描いたことにあります。それまでの演劇では、英雄や神話的存在が中心でしたが、シェイクスピアは普通の人間の愛や嫉妬、裏切り、絶望といった感情を深く描きました。

その結果、観る者・読む者の心に直接響く作品が生まれ、今なお世界中で上演され続けているのです。

さらに彼は、英語という言語そのものにも大きな影響を与えました。彼の創作した言葉や表現が、現代英語にも数多く残っているほどで、「ブレイク・ザ・アイス(打ち解ける)」などのフレーズも彼の作品に由来します。

 

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最後に

 

正直に言えば、最初にシェイクスピアの作品に触れたときは、古くさい言葉に戸惑いました。でも読み解くたびに、「ああ、この感情って今の私と同じだ」と思える瞬間がありました。

シェイクスピアの本当の凄さは、400年以上も前の人間が、今の私たちと同じ悩みや愛に生きていたことを思い出させてくれるところにあるのだと思います。

彼の名言が今も語り継がれる理由、それは人間の本質を鋭く突き、その心に寄り添ってくれるから。もし日常の中で立ち止まりたくなったときは、彼の言葉を開いてみてください。そこにはきっと、あなたの人生に響く一節があるはずです。
 
 

まっつん

はじめまして、頚髄損傷者のまっつんです。

健常者から障害を持つようになり、車椅子で生活していることでの感じた考えを綴ろうと思います。

共感していただければコメント欄からどしどし書き込んでもらえると幸いです。

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