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ノーベルの名言と生涯に学ぶ―発明王は何で有名で、どんな業績を残したのか

の行
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「ノーベル」と聞いて、多くの人が最初に思い浮かべるのは「ノーベル賞」だと思います。世界中の科学者や作家、平和活動に携わる人々にとって、その受賞は最大級の栄誉です。

しかし、この賞を創設した人物、アルフレッド・ノーベルという人間については、意外と知られていないのではないでしょうか。

私自身、日常の中でニュースに登場する「ノーベル賞」を耳にするたびに、「この賞をつくった人ってどんな人生を歩んだのだろう」と素朴な疑問を抱いてきました。

そこで今回は、ノーベルの残した名言から始まり、彼が何で有名なのか、生い立ちや業績を振り返りながら、その人物像を紐解いていきたいと思います。

 

 

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ノーベルの名言とは?

 


 
 
ノーベルの名言のひとつに、次のようなものがあります。

 
「私の発明が、戦争をより恐ろしいものにするならば、人々はついに平和を願うようになるだろう。」

この言葉には、彼の発明がもたらす社会的な影響に対する複雑な思いが表れています。ノーベルはダイナマイトの発明者として知られますが、その利用は必ずしも平和的なものばかりではありませんでした。

彼は人類の発展に貢献するために技術を生み出したのに、戦争の道具として使われる現実に苦悩し、その葛藤の中から「ノーベル賞」を設立するという大きな決断へとつながっていきました。

名言を通じて感じるのは、科学者である前にひとりの人間として、平和や人類の幸福を真剣に願っていたということです。

 

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ノーベルの生い立ちとは?

 

アルフレッド・ノーベルは1833年、スウェーデンのストックホルムに生まれました。父は発明家であり技術者でもあり、その影響を強く受けて育ちました。幼い頃から科学や化学に強い関心を示し、成長するとともに海外に出て学問を深めます。

特に化学においては早くから優れた才能を発揮し、若くして複数の言語を操るほどの学識を身につけていたといいます。

しかし、ノーベルの少年期は決して恵まれたものばかりではありませんでした。父親の事業が破産するなど家庭は不安定で、家計を支えるために一家は苦労を重ねます。

それでも彼は学ぶことをやめず、科学の力を信じ続けました。こうした背景が、後に世界を変える発明へとつながっていったのです。

 

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ノーベルの業績とは?

 

ノーベルが最も有名になった理由は、やはり「ダイナマイトの発明」です。それまで爆薬として使われていたニトログリセリンは非常に不安定で、少しの衝撃でも爆発する危険がありました。

ノーベルはこの物質を安全に扱う方法を研究し、珪藻土と混ぜ合わせることで安定化に成功します。これによって、建設工事や鉱山採掘といった分野で爆薬が広く使われるようになり、産業の発展に大きな貢献を果たしました。

一方で、この発明が兵器として利用され、多くの人命が失われる結果を招いたのも事実です。ノーベルはその現実に強い罪悪感を抱きました。彼の死の数年前、新聞に「死の商人、死す」と誤って彼自身の死亡記事が掲載されたことがありました。

その見出しを目にしたノーベルは、自分の名前が「破壊」と結びついてしまうことに衝撃を受け、人生の最後をかけて名誉を回復する道を模索します。

その結果生まれたのが「ノーベル賞」です。物理学、化学、生理学・医学、文学、そして平和活動に多大な貢献をした人物を顕彰する仕組みを遺言に残しました。これが現在に至るまで続く、世界最高峰の栄誉ある賞として存在しているのです。

ノーベルの業績は、単に爆薬の発明にとどまりません。彼は生涯で350以上の特許を取得し、技術革新に多大な影響を与えました。発明家としての功績とともに、人類の未来を思い、科学を平和と結びつけようとした姿勢こそが、彼の偉大さを物語っているのだと思います。

 

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最後に

 

ノーベルは、自らの発明の影響に苦しみつつも、最後には人類の幸福を願って行動した人物でした。彼の名言に込められた葛藤や願いは、現代を生きる私たちにとっても大切な示唆を与えてくれます。

科学や技術は、使い方次第で人を救うことも傷つけることもある。だからこそ、それをどう活かすのかを考える責任があるのだと、ノーベルの生涯を振り返ることで改めて感じます。

私は車椅子ユーザーとして日常生活において科学技術の恩恵を強く実感しています。便利な道具や工夫があるからこそ、外の世界とつながり続けることができます。

その意味で、ノーベルが願った「人類の幸福のために科学を役立てる」という思いは、決して過去のものではなく、今も生き続けているのだと実感しています。
 
 

まっつん

はじめまして、頚髄損傷者のまっつんです。

健常者から障害を持つようになり、車椅子で生活していることでの感じた考えを綴ろうと思います。

共感していただければコメント欄からどしどし書き込んでもらえると幸いです。

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