「自分はどうも意志薄弱で続かないんだよなあ」──そんなふうに、ため息まじりで自分を責めたことはありませんか?私も何度もあります。
ダイエット、勉強、運動、片付け……始めるのは簡単なのに、続けるのがとにかく難しい。特に、SNSやスマホに気を取られがちなこの時代、自分の決めたことをやり抜くのは簡単じゃありません。
そんなときにふと思い出したのが「意志薄弱(いしはくじゃく)」という四字熟語です。なんとなく「意志が弱い人」のことだと理解していましたが、実際に調べてみると、思った以上に深い意味がありました。
今回はこの言葉の正しい意味と使い方、そして日常生活でどう活かせるかを、私自身の経験も交えてお伝えしたいと思います。
意志薄弱の意味とは?

「意志薄弱」とは、簡単に言えば「自分の意思が弱く、物事を最後まで貫く力が乏しいこと」を指します。四字熟語としては、漢字を分解してみるとより理解しやすくなります。
- 意志(いし):物事をやろうとする心の働き。決意や決断。
- 薄弱(はくじゃく):弱々しく頼りないこと。
つまり、「意志薄弱」とは「決意があっても長続きせず、すぐに心が揺らぐ状態」を表しているのです。目標に向かっても途中であきらめてしまったり、他人の意見に左右されたりする人に対して使われることが多い言葉です。
ただし、この言葉には少しネガティブなニュアンスも含まれています。他人に対して使うときは注意が必要で、悪口や侮辱ととられかねない場面もあります。自分自身に対して使う場合には「自己反省」の意味合いで用いることが多いです。
意志薄弱の使い方とは?
では、「意志薄弱」は実際にどのような場面で使うことができるのでしょうか。例文をいくつか挙げてみましょう。
例文1:
「三日坊主で終わってしまうのは、私が意志薄弱だからかもしれない。」
これは自分に対して使うパターンですね。少し自虐的な表現ですが、反省の気持ちがこもっています。
例文2:
「あの政治家は、国民の声に左右されすぎていて、意志薄弱な印象が否めない。」
これはやや批判的な文脈での使用例です。相手の方針や考えに一貫性がないときなどに、こうした表現が使われることがあります。
例文3:
「ダイエットを始めてもすぐにお菓子を食べてしまう自分の意志薄弱さに呆れる。」
これもまた自己分析的な使い方で、笑いを交えて使うこともあります。
こうして見ると、「意志薄弱」は他人を責める言葉というよりは、自分を振り返るときに使いやすい言葉かもしれません。もちろん、職場や家庭でこの言葉を他人に投げかけると、相手を傷つけるおそれがあるので、注意が必要です。
意志薄弱をわかりやすく解説
ここまでで「意志薄弱」の意味や使い方がだいぶ明確になってきたと思います。ただ、私たちが何かに取り組もうとして挫折してしまうのは、果たして「意志が弱いから」だけなのでしょうか?
私は、意志が弱いこと自体を責めるよりも、「なぜ意志が続かないのか」という背景に目を向けるほうが大切だと感じています。
たとえば、目標が漠然としていたり、周囲の環境が誘惑に満ちていたり、体調が整っていなかったりといった要素が絡んでくると、どんなに意思が強い人でもうまくいかないことがあるのです。
さらに言えば、人間の脳はそもそも「楽なほうへ流れる」ようにできているそうです。新しいことに挑戦するには、エネルギーと勇気が必要。
つまり、「意志薄弱」という言葉だけで自分や他人を片付けるのではなく、その裏にある状況や心の動きを見つめ直すことが、より健全な理解につながるのではないでしょうか。
また、意志を強く保つためには、小さな成功体験の積み重ねが何よりの近道です。「今日は5分だけでも運動できた」「1日だけでも甘いものを我慢できた」──そんな小さな前進を意識していくことで、「意志薄弱」というレッテルを少しずつ剥がしていける気がしています。
最後に
「意志薄弱」という言葉には、どこかネガティブな響きがあります。でも、それは決して「駄目な人間」という烙印ではありません。むしろ、それだけ人間らしいということ。私たちは誰しも迷いながら、揺れながら、それでも前に進んでいく存在です。
たとえ途中でくじけても、また立ち上がる勇気があれば、それはもう「意志薄弱」ではないと、私は思います。この記事が、同じように「意志の弱さ」に悩む誰かの心に、ほんの少しでも寄り添えたら嬉しいです。
「意志薄弱」──この言葉を、自分を責めるためではなく、自分を理解し、変わっていくきっかけとして使ってみませんか?



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